フランスの異国、ブルターニュ地方を巡る旅⑪ゴーギャンが滞在した19世紀の芸術村、ポンタヴェン(Pont-Aven)へ
ポンタヴェン(Pont-Aven)村の中心に行く前に、村から1キロほどの森の中にある16世紀建造のトレマロ礼拝堂(Chapelle de Tremalo)へ。
屋根が低い、小さな教会です。
下のボタンを押して礼拝堂の電気をつけます。
内部は外から受けるイメージより、ずっと静謐な世界です。左手上方にキリスト磔刑像が見えます。
この教会には、オルセー美術館にあるゴーギャンの「黄色いキリストと自画像」(Portrait de l'artiste au Chirist jaunne, 1889-1890)の黄色いキリストのモデルになったキリスト磔刑像があります。
ゴーギャンの絵そのままのイメージの17世紀の木彫りのキリスト。黄色いキリストは、ゴーギャンの感性から黄色にしたのだと思っていたのですが、ゴーギャンの絵ほどではありませんが、本当に黄色でした。
礼拝堂の梁にはおもしろい顔をした人間の顔が沢山刻まれています。
愛の森(Bois d'Amour)を通って村の中心に向かいます。
村の中心に入ります。
ポンタヴェンは、中世には、水運を利用した交易業のほか、川沿いに水車が多く設けられたため製粉業が栄えたそうです。ただそれも商業の中心とならず、村は忘れ去られます。
19世紀半ばに、偶然訪れたアメリカ人の画家が知り合いの留学生にその印象を伝えた結果、アメリカ人アーティストが集まります。
まもなくゴーギャンが訪れて村は復活したそうです。ゴーギャンはここでエミール・ベルナール、モーリス・ドニなどと出会い、ブルターニュの民族伝統芸術の影響を受けた象徴的で太い輪郭線、鮮やかな色彩を特徴としたポンタヴェン派を作ります。
現在も世界各地からアーティストが集まり、通りにはギャラリーが立ち並んでいます。
オルセー美術館のポンタヴェン派コーナーからゴーギャンの作品を3点ご紹介します。
ポンタヴェンの洗濯女(Les Lavandieres a Pont-Aven)。

絵の中のブルーの屋根の建物はこの建物ですね。
黄色い積み藁あるいはブロンド色の収穫(Les meules jaunne ou La moisson blonde、1889)。
ブルターニュの景色・ムーラン・ダヴィッド(Paysage de Bretagne - Le Moulin David, 1894)。
ポンタヴェンには、バターのたっぷり入ったクッキー、ガレット・ブルトンヌが有名な老舗のビスケット屋さん、ビスキュトゥリー・トラウ・マッド(Biscuterie Traou Mad)があります。
アーティストに愛されるのが深く納得できる、絵画的な村です。
アンリ・ル・ルーのお店がある、キブロンへ向かいます。
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