トスカーナの休日②サッシカイア、オルネッライアなどのスーパータスカン誕生の地!ボルゲリ村へ
サシカイア、オルネッライアなどの“スーパータスカン(スーパートスカーナ)*”誕生の地、ボルゲリ村に向かいます。
ボルゲリ村を一躍有名にしたのがサッシカイアです。サッシカイアの生みの親、ボルゲリの領主だったゲラルデスカ家の末裔、マリオ・インチーザ・デッラ・ロッケッタ侯爵が、1944年、シャトー・ラフィットから手に入れたカベルネの穂木をボルゲリの丘陵地に植えたことに始まります。
しかし市場に出せるようなものは造れず、長い間自家用として消費されていましたが、アンティノリの醸造責任者であった甥のジャコモ・タキス(アンティノリのティニャネッロやソライアも携わっています)とボルドー大学教授のエミール・ペイノーの力を借りて、旧き良きボルドーを目標にして品質を高め、1968年ヴィンテージを市場に送り出し、世界で話題になります。
そして英国デカンター誌のブラインド試飲で、1972年のサッシカイアがボルドーの一級シャトーに勝ち、その名声が世界中に轟き、サッシカイアの伝説が始まります。
ボルゲリ村はボルドーの品種に向いた土地、という評価が高まると共に、新しい生産者がやってきて、グラッタマッコ、オルネッライア、パレオ、カマルカンダなど、その後も数々の銘酒を次々と誕生させ、ボルゲリは高級イタリアワインの代名詞となります。
グラッタマッコ・ロッソは少量のサンジョヴェーゼをブレンドしていますが、ボルゲリの赤ワインはそのほとんどが、カベルネやメルロ主体のボルドーブレンドです。
*スーパータスカン(スーパートスカーナ)とは
イタリアの非常に厳しく、また細かに規定されたワインに関する法律(イタリアのワインの格付けはワイン法(1963年)に基づき規定されており、上位からDOCG・DOC・IGT・VdTに分類されます)や伝統にとらわれることなく、自由に、ただ美味しさを追求して造られたワイン。
このようなワインの真の実力を認めた英語圏のワインライターたちは、普通のVdT(テーブルワイン)やIGT(地酒みたいなカテゴリー)とは区別して、DOCやDOCGの資格こそ持ち合わせていないが、クラッシックなトスカーナの赤ワインを凌ぐワインとしてトスカーナを超えた “スーパータスカン(スーパートスカーナ)”と呼び、生産者の信念と情熱を持って究極の逸品として生み出されたスーパータスカンは、世界中のワインファンから絶賛され熱望されます。
1994年には法律が後追いする形でイタリア政府は、ボルゲリDOCを見直し、新たに赤ワインを加える(1984年にボルゲリDOCが制定されましたが、白ワインとロゼだけで赤ワインは除外されていました)と同時にボルゲリ・サッシカイアDOCを制定しました。
また初期における典型的なスーパータスカンは、カベルネ・メルロなどフランス系品種を用いたものが殆どでしたが、現在の優れたスーパータスカンの大半は、イタリアの固有品種であるサンジョヴェーゼをベースにしているものが多くなっています。
きのこのような並木道。
ボルゲリ村まであと5キロ。
ボルゲリ村まで5キロ近くの糸杉並木を走ります。
ボルゲリ村に到着。
村の手前で車を停めます。
村の周りに沢山咲いている
オレンジのブーゲンビリアが綺麗です。
村に入ります。
ボルゲリ村の教会。
世界的に有名な村ですが、小さく可憐な村です。
食材・お土産物屋さん。
キャンディのようなパスタ。
レストラン。
看板も手書き風で可愛らしい。
シンメトリーではない花の飾り方はフランスではあまりみかけないものです。
トスカーナのインテリアのお店ヴィラ・トスカーナ。
スーパータスカンの村だけあって、小さな村には沢山のワインショップがあります。
どこを切り取っても絵になる風景。
エノテカ・ディ・トニーニ・フランチェスコ
でスーパータスカンの試飲をします。
バー・エノテカ・ディ・トニーニ・フランチェスコ(Bar Enoteca Tognoni Francesco)
Via Lauretta, 5
57020 Bolgheri
Tel:0565.762001

ずらりとならんだスーパータスカン!
12本入りのサッシカイア特製の木箱でしょうか?
サッシカイアのグラッパ・グラスセット。
テヌータ・サン・グイド(Tenuta San Guido)のサッシカイア(カベルネ・ソーヴィニヨン85%、カベルネ・フラン15%)やオルネッライア(カベルネソヴィニヨン60%、カベルネフラン20%、メルロー15%、プティヴェルド5%)。
ちなみに「SASSICAIA(サッシカイア)」の「~AIA」は「~のある場所」という意味で、サッシカイア(小石が豊富な場所)、オルネッライア(オルネーという樹のある場所)、ソライア(太陽のある場所)で3大アイアと呼ばれています。
レ・マッキオーレは、故エウジェニオ・カンポルミが1983年に設立し、メッソリオ(メルロ100%、写真右)、のスクリオ(シラー100%、写真左)
、パレオ・ロッソ(カベルネ・フラン100%、下の写真)などのプレミアムワインを生産している世界に名だたるスーパー・ワイナリーです。
評価がうなぎ上りの時期、2002年7月に当主のエウジェニオ・カンポルミ亡くなった後、その後の運営が心配され多くの買収の話が出たそうですが、ご主人の遺志と情熱を引き継いだ奥さんが名声を守り、そして更に高め、2004年のメッソリオはワインスペクターで100点満点をとり、イタリアワインの最高位に立ちました(ちなみに同じヴィンテージのサッシカイア、オルネッライアが150ユーロなのに、メッソリオは250ユーロだそうです)。
またイタリアソムリエ協会が発行する、イタリアで数あるワイン評価誌の中でも、非常に信頼がおける1冊として知られている「ドゥエミラ・ヴィーニ」にて、レ・マッキオーレが2009年度最優秀生産者に選出されています。
レ・マッキオーレのパレオ・ロッソ(カベルネ・フラン100%)とパレオ・ビアンコ(ソーヴィニヨンブラン60% シャルドネ40%)。
ヴァルヴァラ(カステッロ・ディ・ボルゲリ、写真中)やレ・マッキアーレのリーズナブルなワイン、ボルゲリ・ロッソ(写真左)など。
お店の奥で試飲が出来ます。
著名なワインばかりです。
5clのグラスワインの金額と
10clの金額です。サッシカイアなどのワインがグラスワインで10ユーロ(現地の感覚では1,000円ほど)でいただけるなんて嬉しいです。
サッシカイア、オルネッライア、メッソリオを試飲しました。ボルゲリでは、2004、2005、2006年と素晴らしいヴィンテージが続いているそうです。
どれも美味しかったのですが、ボルゲリ村では貴族出身の造り手が多い中、レ・マッキオーレは農家出身の造り手ということで、お気に入りのブルゴーニュの造り手を彷彿とさせた(ボルドーは貴族とブルジョワジーのワインとすれば、ブルゴーニュは修道士と農民のワインと言われています)メッソリオ(2003)を購入しました。
ボルゲリ村を出て、行きに通り過ぎたテヌータ・サン・グイド(サッシカイアの造り手)に向かいます。
テヌータ・サン・グイド。
サッシカイアのマークも!
建物の裏手。
世界的に有名な造り手とは思えない、可憐な庭です。
看板には“ワイン街道”と書かれてあります。もっと目立つところにこのような看板を多く掲示してくれるとドライブがもっと楽しくなるのですが、控え目な看板はそれはそれで好もしく感じられます。
この奥にオステリア(気軽なレストラン)兼エノテカがあって試飲できるそうです。行った時間には閉まっていました。
Osteria San Guido(オステリア・サングイド)
Strada Provinciale San Guido
Bolgheri frazione di Castagneto Carducci (LI)
TEL:0577.7301
サッシカイアの醸造所は、
向かいにあります。
ブドウ畑を少し回ってから、次の目的地に向かいます。
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パヴィア
























ストレーザ




































































































































































































































