« ディオールの原点!グランヴィルのクリスチャン・ディオール博物館 | トップページ | ムルソー屈指の造り手、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon) »

2008-09-29

世界最高の白ワインの産地、コート・ドゥ・ボーヌのムルソー村(Meursault)へ

Meursault_2☆画像をクリックすると拡大されます☆

週末を利用してブルゴーニュに行きました。ブルゴーニュでは9月のぶどう収穫のシーズンが美しい季節だと言われます。

今回の旅は、コート・ドゥ・ボーヌ(Cote de Beaune)地区のムルソー村(Meursault)と赤ワインがメインのコート・シャロネーズ(Cote Chalonnaise)地区メルキュレ村を訪れるのが目的です。

コート・ドゥ・ボーヌは、シャルドネで造るモンラッシェピュルニー・モンラッシェシャサーニュ・モンラッシェコルトン・シャルルマーニュムルソーなどの偉大な白ワインの産地です。

ちなみに、コート・ドゥ・ニュイ(Cote de Nuit)地区コート・ドゥ・ボーヌ(Cote de Beaune)地区をあわせた地域の総称が、コート・ドール(Cote d'Or)地区です。

初日はムルソー村(Meursault)へ。

Meursault10_2ムルソー村の教会が見えてきました。ぶどうの葉が色付き始めています。これからまさにコート・ドール(黄金の丘)になるのでしょうね。

Beaune01コート・ドールを南北に伸びる道はルート・デ・グランクリュ(特級畑街道)です。

Meursault18ムルソー村に到着。

Meursault16_2まったりした濃度があり、バター、はちみつの風味を持ち、色合いは黄色みが強く、濃密でグラマラスというのがムルソーのワインの一般的なイメージです。ムルソーの評価が高まったのは実は1970年代からで、アメリカでムルソーの人気が高まったのを契機にフランス国内でも再認識されるようになりました。そのきっかけを作ったのがネゴシアン(生産者のようにすべての工程を行わず、ぶどう、あるいは醸造した樽ワイン、瓶詰めしたワインなどを買い付けて醸造、熟成、販売など一部の肯定を担う規模の大きいワイン業者)が全盛だった時代に早くからドメーヌ(生産者)として独立し、自分のドメーヌの名前で売ってきたムルソーで最も優秀な造り手の一つ、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)です。
Beaune2 ボルドーが貴族とブルジョワジーのワインとすれば、ブルゴーニュは修道士と農民のワインです。フランス革命とその後のナポレオン帝政時代に、教会の資産だったぶどう畑は国家が没収し、細分化して農家に売り渡されました。相続によりさらに細分化され、現在に至っています。そのためブルゴーニュの生産者が所有する畑は、ボルドーの有名シャトーが数十ヘクタールも所有しているのに対し、平均で4ヘクタールと極端に狭いです。

Meursault19ムルソーのぶどう。ところでムルソーにはグラン・クリュ(特級畑)がありません。原産地統制法が制定された当時、高い税金がかけられることを嫌った栽培者達が、グラン・クリュの格付けを拒否してしまったからだそうです。なので、ムルソーではプルミエ・クリュが最高格付けになります。ただプルミエ・クリュのペリエールという畑で出来たワインは、グラン・クリュの価値が十分あると言われています。そのペリエールの畑の中でも最高峰に位置づけられるワインが、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)のムルソー・ペリエール(Meursault Perrieres)です。ペリエールとは「石切り場」という意味で、名前の通り石灰質の土壌が良質のぶどうを造りだしています。

Meursault01ムルソー村の中心の市役所広場(Place de l'Hotel de Ville )。
Meursault13噴水の中央の銅像も、ぶどうがモチーフでした。
Meursault06_2市役所は、14世紀には領主の城だったそうです。
Meursault02_2ムルソー村の教会。
Meursault25村の中心からちょっと離れた場所にドメーヌが並んでいます。
Meursault21ブルゴーニュのモンラッシェシャンベルタンなどのグラン・クリュを多く所有しているDomaine Jacques Prieur。この時期はぶどうの収穫等のため忙しく、そのためムルソーでのデギュスタシオン(ドメーヌを訪問し、試飲させてもらうこと)は遠慮しました。
Meursault23

Cotedor01_2以下2枚は昨年の夏に撮った写真。
Cotedor_2
Beaune1ドメーヌを訪問する代わりに、ワインを購入しにブルゴーニュワインの首都ボーヌへ向かいます。
Meursault14ボーヌに到着。
Beaune05町中は右を見ても左を見てもワインショップがあります。ワイン好きにとっては嬉しい限り。

ボーヌは何度か訪れていますが、町自体もこじんまりして、おしゃれな雰囲気でお気に入りの町です。

Beaune3ここは有名なドメーヌのワインを扱っているワインショップ“ラ・ブティック・デ・ドメーヌ(La Boutique des Domaine)”。手に入りにくいドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)のワインも扱っています。ボーヌにある殆どのワインショップのように、このショップも試飲が出来ます。

Beaune06今回は、ドゥニ・ペレ(Denis Perret)で何本か購入。ボーヌのトップネゴシアンの直売店なので、扱っているネゴシアンは限られていますが、直売店なのでそのネゴシアンのものならフランスで一番安く買えます。

ちなみに扱っているネゴシアンは、シャンソン・ペール・エ・フィス(Chanson Pere &Fils)ジョセフ・ドルーアン(Joseph Drouhin)ブシャール・ペール・エ・フィス(Bouchard Pere & Fils)、規模においても質においてもトップのネゴシアンで自社畑を持ち、ドメーヌとしても機能しているルイ・ジャド(Louis Jadot)(特にボーヌ・プルミエ・クリュ “クロ・デ・ズルシュールは有名です)、ルイ・ラトゥール(Louis Latour)ウィリアム・フェーブル(William Fevre)などです。

La Boutique des Domaine
12 rue d'Alsace
21200 Beaune

Denis Perret
Place Carnot
21200 Beaune
(日曜も10:00から12:00までOPEN)

|

« ディオールの原点!グランヴィルのクリスチャン・ディオール博物館 | トップページ | ムルソー屈指の造り手、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon) »

フランスのワインの村」カテゴリの記事

ブルゴーニュ」カテゴリの記事