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2008-09-07

サンテティエンヌ大聖堂(メッス)のシャガールのステンドグラス

Metz22_2☆画像をクリックすると拡大されます☆

ロレーヌ地方の中心都市、光の町といわれるメッス(Metz)のシンボルであるサンテティエンヌ大聖堂(Chathedorale Saint-Etienne)は、最も古い部分はロマネスク建築、主要な部分は15世紀の建築だそうです。

サンテティエンヌ大聖堂は元々415年に建立された小さな礼拝堂でした。451年フン族のアッティラが攻め入った際、メッスの町は徹底的に破壊されてしまうのですが、サンティエンヌ礼拝堂だけは無事だったそうです。その奇跡によって、礼拝堂は信仰の中心となり、大聖堂へと拡張されたそうです。大聖堂はアミアン、ボーヴェに次ぐ高さだそうです。

Metz02聖堂に一歩入ると、色鮮やかな光に満ちた世界、教会の大きさ、ステンドグラスの多さに圧倒されました。

以前すごく期待して訪れたシャルトルの大聖堂よりも、量的に圧倒された気がします。

それもそのはず、ステンドグラスの表面積は6,500㎡と、シャルトル大聖堂(約2,000㎡)の3倍以上!身廊(正面から内陣に向かう東西に細長い空間)の高さは42mで、ヨーロッパで最も高い身廊のひとつだそうです。

Metz01白色を基調とした大きなバラ窓は繊細な美しさ。

Metz18 緻密な絵柄と色彩のステンドグラスが、天井近くにまでびっしり飾られています。

サンテティエンヌ大聖堂のステンドグラスは、その規模、雄大さと美しさから「神のランプ」と讃えられているそうです。

Metz17サンテティエンヌ大聖堂は、シャガールのステンドグラスがあることでも有名です。

質、量ともに圧倒される古典的なステンドグラスを見た後でシャガールのステンドグラスを見ると少しほっとします。

Metz03


Metz04周歩廊(内陣を囲むU字型の通路。巡礼者の数が増えたのに伴い設けられたもの)のシャガールのステンドグラス。いずれも旧約聖書から。

Metz05「イサクの犠牲」

Metz06_2「ヤコブと天使の戦い」

Metz36「ヤコブの夢」


Metz07「燃える芝の前のモーゼ」

Metz11個人的に一番綺麗だと思ったのは、交差廊(東西方向の身廊と交わる南北方向の空間)にあった黄色を基調としたこのステンドグラス。

Metz13地上の楽園とアダムとイヴの原罪が主題だそうです。

Metz14シャガールのステンドグラスと言えば、フランスではランスの大聖堂のものが有名ですが、個人的にはメッスのステンドグラスの方が綺麗だと思いました。

Metz15シャガールの聖書に対する以下の言葉があります。

“まだほんの子供の頃から、聖書に夢中になった。如何なる時代も大事な詩情の源であるように思ったし、今でもそう思う。それ以来ずっと、その反映を人生と芸術に求めてきた。聖書は自然の響きのようであり、その秘密を伝えようと試みた”

Metz16シャガールの作品には聖書をモチーフとしたものが多いですが、絵画よりも教会のステンドグラスを鑑賞する方が、彼の聖書に対する想いを感じるには良いかもしれませんね。

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