« すべてバカラ製クリスタルのステンドグラス!バカラ村のサン・レミ教会へ | トップページ | 印象派の道、ノルマンディ地方へ②印象派が生まれた街・ル・アーブルのマルロー美術館(Le musée Malraux) »

2009-06-05

印象派の道、ノルマンディ地方へ①多くの画家が魅せられたエトルタの白亜の断崖と“アルセーヌルパンの館(Le Clos Arsène Lupin)”

Normandie01 4月のノルマンディの空。
Normandie02フランス北部、英仏海峡に面したノルマンディ地方のエトルタを目指します。ノルマンディの雲はいつもダイナミックです。
Normandie121
Normandie123菜の花畑が見えてきました。
Normandie03
Normandie119Normandie124牛達がお昼寝しています。ノルマンディ地方は、海岸線の美しさと、緑豊かに花咲き乱れる田園風景の両方に恵まれた地方です。

暖かいメキシコ湾流により良質の牧草が育ち、その牧草を食べるノルマンディの牛からは香り高い濃厚な牛乳がとれるそうです。
Normandie128世界に知られるカマンベールリヴァロポン・レヴェックのノルマンディ三大チーズは、このノルマンディの豊かな土地から生み出されたものです。
Normandie127エトルタの看板が見えてきました。
Normandie06ノルマンディ地方の中でも、エトルタの海岸の美しさはノルマンディ随一と言われ、フランス人はもちろんヨーロッパの人たちにも大変人気のあるバカンス地です。海に向かって左側にアヴァル断崖(Falaise d'Aval)、
Normandie129右側にアモン断崖(Falaise d'Amont)があります。
Normandie126アモン断崖の頂上にある海を見下ろすように建つ教会。干潮時には高さが約100mにもなるそうです。エトルタは、映画やファッション撮影のロケ地としても人気が高いです。
エトルタは、古くから海水浴場として開け、印象派の画家モネ、クールベなどがその海岸や白い断崖の美しさに魅せられて多くの作品を残しています。
Photo嵐の後のエトルタの断崖(クールベ)
Photo_2冬の魚舟(マチス)
Photo_3エトルタの尖峰(モネ)。モネは、崖、海、太陽の光が生み出すエトルタの風景を繰り返し描いています。
Photo_4エトルタの朝(モネ)。モネは、名声を得た後も何度もエトルタを訪れ、多くの名作を残しました。
Normandie130海岸から町の中心へ。
Normandie09
Normandie08お隣のブルターニュ地方の名物ガレット。
Normandie07ノルマンディの特産物、リンゴから造られるシードルと一緒に頂くのが、この地方の一般的なスタイルです。
Normandie141
Normandie10スーパー。シードルはもちろん、カルヴァドスなどの種類も多かったです。
Normandie12探偵ホテル(!)。どんな部屋なのでしょうね。一度泊まってみたいです。
Normandie04有名なリゾート地のエトルタですが、町は落ち着いた風情でコンパクトにまとまっています。
Normandie122
Normandie13エトルタには、怪盗ルパンの原作者モーリス・ルブラン(Maurice Leblanc)が晩年を過ごした家があります。

その家はアルセーヌ・ルパンの館(Le Clos Arsene Lupinm)としてアルセーヌ・ルパンの博物館として公開されています。怪盗ルパン・シリーズの「奇巌城(原題は「空洞の針」)の舞台もこのエトルタです。

ちなみに日本ではルパンと発音されていますが、フランスではリュパンと発音しないと通じません。
Normandie14この館は、ルーアン出身のルブランが1918年に購入し、夏のバカンスを過ごした別荘だそうです。入口でヘッドホンを渡されます。各部屋で、ヘッドホンからルパン自らが語りかけてくれます。
Normandie15ルブランの書斎。机はルブランが実際使っていたもの。
Normandie16本当はモーパッサンのような純文学者になりたかったルブランが、友人の編集者の頼みから、しぶしぶ書いたのが怪盗ルパン。偶然から生まれた怪盗ルパンはその鮮やかな手口と血を流さない紳士的な振る舞いで熱狂的に支持され、ルブランは連載を続けることになります。

ルパンの連載以前に書いた作品が全く認められていなかったルブランは、ルパンの人気により金銭的には潤いましたが、自分が本当に書きたいものはこういうものではないとの苦悩を持ち続けました。

ルパンが私の影なのではない。私がルパンの影なのだ、と口にし、常に一人歩きするルパンというキャラクターに怯え続けたそうです。

しかし、後にルブランは「怪盗ルパンを書いたのは、事故のようなものだった。そしてそれを書くことをずっと強制された。しかし事故だったとしてもそれは私の栄光の始まりであり、歓迎すべき事故といってもいいのかもしれない。今、ルパンは私の最良の友だ。ルパンとの出会いを後悔していない」と語っています。
Normandie18ルパンが盗んだ世界の名画。モナリザも!
Normandie17華やかな社交界を舞台の盗みに必要なルパンの燕尾服とシルクハット。

ルパン作品世界を忠実に再現した部屋に入るたびに、ヘッドホンのガイドも自動的に変わります。
足音などの効果音も入って、ワクワクさせてくれます。
Normandie19旅行バック。
Normandie20ル・アーブルからアミアンのミシュランの地図。
Normandie21変装道具。
Normandie22奇巌城は、エトルタの断崖から海に伸びた象の鼻のような岩のことです。
小説ではこの岩の内部がルパンの隠れ家になっていましたが、実際は残念ながら空洞ではないそうです。Normandie24 ルパンファンの方はもちろん、そうでない方にも、エトルタは是非訪れて欲しい場所だと思います。

Le Clos Arsene Lupin, Maison Maurice Leblanc(ルパンの館、モーリス・ルブランの家)
15, rue Guy de Maupassant
76790 Etretat
Tel : 33 (0) 2 35 10 59 53

Normandie25エトルタから、“印象・日の出”誕生の町、ル・アーブルに向かいます。







☆今日の動画☆

6月2日に遂にオープンしたマグリット美術館(Musee Magritte Museum)の動画をいくつかご紹介します。

Musee Magritte Museum
Le Musee Magritte de Bruxelles ouvre ses portes gratuitement ce samedi
Opening Magritte Museum
Actu24 - Ouverture du Musee Magritte

(関連記事)
マグリットに会いに行く!ルネ・マグリット美術館

 

|

« すべてバカラ製クリスタルのステンドグラス!バカラ村のサン・レミ教会へ | トップページ | 印象派の道、ノルマンディ地方へ②印象派が生まれた街・ル・アーブルのマルロー美術館(Le musée Malraux) »

ノルマンディ」カテゴリの記事

印象派ゆかりの地」カテゴリの記事