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2009-08-25

“メルヘン王”ルートヴィヒ2世のリンダーホフ城へ

Ete297ルートヴィヒ2世リンダーホフ城に向かいます。
Ete300バイエルン国王マクシミリアン2世の息子ルートヴィヒ2世は、18歳にして王として即位しました。
Ludwig“最も美しい王”と呼ばれた美貌の孤独な王は、その並外れた生涯と、熱狂的と呼べる建築活動で“メルヘン王”として歴史に名をとどめています。
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Ete332厳しい山間の真ん中、人里離れたグラスヴァング渓谷にルートヴィヒ2世リンダーホフ城を建てました。1867年にベルサイユ宮殿を訪ねたことがきっかけだったそうです。

内部は撮影禁止なので写真はありませんが、玄関ホールを入ってすぐの広間の中央には、フランス国王ルイ14世の銅製の騎馬像があります。その頭上にルートヴィヒ2世のシンボルである光放つ王冠を飾り、ブルボン家の金言“すなわち、誰よりも尊大たれ”が刻まれ、ルートヴィヒ2世のブルボン王家への敬意が伺えます。
Ete328お城が見えてきました。
Ete327 リンダーホフ城は、王の身分にふさわしい立派なお城というよりは、プライベートな避難所、隠棲の場所として建造させたそうです。

ルートヴィヒ2世は自分の城を3つ(ノイシュヴァンシュタイン城、ヘレンキムゼー城、リンダーホフ城)作らせています。リンダーホフ城は、唯一ルートヴィヒ2世の生存中に完成したお城でした。リンダーホフ城だけが完成した理由は、王が早くここに住みたいと強く願い、築城の拡大を抑えたためと言われています。
Ete325リンダーホフ城は、ルートヴィヒ2世がは1886年にシュタルンベルク湖で悲劇的な最後を遂げるまで愛した滞在地です。グラスヴァング渓谷の森の中に佇む純白のお城は、王のロココ趣味の集大成と言われています。
Ete308リンダーホフ城の正面玄関から。
Ete324_2金色の花の神フローラと天使の噴水口は、水を32mの高さに噴き上げ、王の滞在中はいつも華やいだ雰囲気を庭園に与えていたそうです。

このお城の特に斬新なところの一つは、タンホイザー伝説の世界を現実化して“ヴィーナスの洞窟”とよばれる人口洞窟です。洞窟には電気仕掛けの波、色々な色のライトアップが出来る池があって、貝殻の形をした小船が浮かんでいます。現代でいうところのテーマパークを19世紀の半ばに自宅に作ってしまったのです。

もうひとつは、“魔法の食卓”。手動式のエレベーターが、一階のキッチンで料理された食事をテーブルごと2階の食堂に持ち上げてしまう仕掛けです。人嫌いの王はこうすれば食事を一人で楽しめ、召使達と会話をする必要はありませんでした。
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Ete30630段の大理石の人口の滝が、水遊びをするネプチューンたちの池へと流れ落ちています。背後のグラスヴァング渓谷の山々がリンダーホフ城の庭園の借景となっています。
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Ete316ムーア風東屋。
Ete318内部はエキゾチックです。
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Ete320孔雀の王座。広げた羽はボヘミアンガラスだそうです。
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Ete333次の目的地に向かいます。
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