フランスのワインの村

2010-12-19

シャブリ村のビストロ・デ・グラン・クリュ(Le Bistrot des Grands Crus)

Chablis31シャブリ村の中心(Place Charles de Gaulle)。
Chablis21ジャン・マルク・ブロカールのブティック。
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Chablis34直球ネーミングのシャブリ・バー!入ってみたかったのですが、たまたま客層がちょっと...だったので、やめました。残念。
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ディナーは、オステルリー・デ・クロ(Hostellerie des Clos)の系列で、その近くにあるビストロ・デ・グラン・クリュ(Le Bistrot des Grands Crus)へ。
Chablis36このリエットが美味しくて、これとワインとパンだけでも満足なほど。
Chablis3820€のコースもあります。
Chablis39店内はシンプルです。
Chablis40いつも通りフランス人より早い時間に入ったので、まだお客さんは少なかったです。お店に入るときに「予約していますか?」と聞かれて少しあせったら、笑顔で「冗談ですよ。大丈夫ですよ。」と言われて、すっかりなごみました。サービスも終始つかず離れずで、感じの良いものでした。
Chablis37まずはグラスでプリミエ・クリュのシャブリ(5.3€)をいただきます。
Chablis41ブルゴーニュ料理の定番!ウッフ・アン・ムレット(Oeuf en Meurette au Pinot noir 、7.5€)。
ポーチドエッグ(大抵2つ入っています)にムレットソース(炒めたエシャロット、ニンニク、玉ネギなどを地元産赤ワインで煮込んで小麦粉少量でややとろみを付けたソース)をかけたもの。ワインにとても合います。
Chablis42ブルゴーニュの定番のエスカルゴ(Escargots de Bourgogne en caquelon,11.8€)。
Chablis43 シャブリの著名生産者のドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル
(Domaine William Fevre)シャブリ・グラン・クリュ・”レ・プルーズ ”(Les Preuses)
のハーフボトル(33€)を頂きました。

色は濃い目。香りを嗅ぐとバターのような豊かな芳香。でも飲むとキリッとした酸味が利いています。シャブリっぽいミネラル感はあまりせず、果実味とボリューム感があり「上品で濃厚なブルゴーニュ」といった印象です。

このビストロの近くにドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルがあるのですが、冬休み中(毎年12月から3ケ月間)で残念ながら今回は試飲は出来ませんでした。
Chablis44シャブリのアンドゥイエットのブレゼ、シャブリソース(Andouillette de Chablis Braisee au Chablis、17.5€)。アンドゥイエットは、豚の腸に、内臓やその他の肉を細かく切って詰めた腸詰です。
ブルゴーニュと言えば、有名なシャロレ牛!シャロレ牛のエストラゴンのバター添え。(Faux filet de charolais au beurre d'estragon、17.5€)。シャロレ(Charolais)とはシャロル(Charolles)という村を中心にしたブルゴーニュ地方の名前です。
Chablis46本日のデザートは甘さが控えめで美味しい!

気軽な雰囲気の割に味は本格的に美味しいし、サービスも感じが良く、リーズナブルなので、是非また来たいです。


Chablis47翌朝、ホテルの周りを散策。ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル
Chablis50日本語の本もあるんですね。
Chablis51
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Chablis53控えめな看板のドメーヌ。
Chablis55フランソワ・ラブノーさんのドメーヌです。

シャブリのトップ・ドメーヌのドメーヌ・フランソワ・ラヴノードメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサ(この両家は姻戚関係で、お互いに敬意を払いながら常にトップの座を争っています) はドメーヌの訪問は受け付けていません。またブルゴーニュのワインショップでさえも彼らのワインを見つけるのは困難です(日本のワインショップの方が手に入りやすいです)。

ヴァンサン・ドーヴィサのグラン・クリュ、プルミエ・クリュは長命で、良い年なら15年以上熟成すると言われています(ちなみに2008年のシャブリ地区のワインは2002年同様に高品質で長期熟成に耐えると言われています)。

Chablis56シャブリの村を去り、
Chablis65以前訪れたお気に入りのシトー会のポンティニー修道院へ。
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Chablis75ブリュッセルに戻ります。










シャブリのサイト(日本語)

ビストロ・デ・グラン・クリュ(Le Bistrot des Grands Crus)
8-10, rue Jules-Rathier
89800 CHABLIS

ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル(Domaine William Fevre)のサイト(日本語)

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ロマネスクとゴシックの混在、シトー会ポンティニー修道院

ブルゴーニュのシャブリ村に行きました

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2010-12-18

シャブリ村のラ・シャブリジェンヌ(La Chablisienne)へ

Chablis112月のシャブリ(Chablis)村へ。
Chablis4_2ぶどう畑もすっかり冬景色です。
Chablis5シャブリ村に到着。
今回の目的は、シャブリ全体の1/4という最大生産量を誇りながら品質的にもトップと目されるシャブリの生産者協同組合「ラ・シャブリジェンヌ」 (なんとも愛らしい名前!)での試飲です。
Chablis7モダンで巨大な建物。

ラ・シャブリジェンヌは、1923年設立の生産者協同組合(現在の組合員は約320名)です。一般的に生産者協同組合のワインというと「安かろう、悪かろう」というイメージが強いですが、ラ・シャブリジェンヌのワインはそうではないそうです。

ラ・シャブリジェンヌのポリシーは、「ミネラル感とテロワールの表現を大切にする」こと。環境、ブドウ樹、人に優しい栽培をするためリュット・レゾネを実践しています。生産者協同組合だからこそ出来る畑からの徹底的な管理によって生み出され、「世界最高の生産者協同組合」とも呼ばれる高品質なワインは、非常にピュアで果実味に溢れるスタイルと言われています。

シャブリの人気が高い英国で、ラ・シャブリジェンヌのシャブリは、 25%というトップシェアを誇っています(ちなみに英国に続く輸出先は日本だそう)。
また、高品質、リーズナブルな価格、安定した供給量と三拍子揃ったラ・シャブリジェンヌのシャブリはピエール・ガニェールやランブロワジー等数々の有名レストランからも支持されています。
Chablis19試飲スペースとブティック。自分でサラミなどのおつまみ持参で、腰を落ち着けて試飲している人もいました。
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Chablis10シャブリ・グラン・クリュ・レ・プルーズ
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Chablis13奥の部屋では、地元の食品などを売っています。
Chablis17いくつか試飲しました。
Chablis18店を出る頃は、かなり試飲スペースが混んできました。
Chablis58購入したのは、訪れる前から気になっていたプティ・シャブリの3リットルのボックスワイン(bag in box 25.2€)。

外装はダンボールですが、箱の中にワインを入れたアルミの真空パックの袋が入っています。ワインが出て行く分だけ袋は縮まって、弁が袋に空気が入るのを防ぎ、酸化を防ぐことが出来るので、開封してから3カ月くらいは美味しく飲み続けられるそうです(そんなにかからないうちに飲んでしまうのですが...)。いつでも気軽に少しずつワインをいただけるので、嬉しいです。

ボックスワインは味にはあまり期待していなかったのですが、技術が向上したのか、試飲してみてラ・シャブリジェンヌのものは美味しいと思いました。洋梨のような芳香、シャープな酸がバックボーンを支えながらも、ふくよかさを感じさせるバランスのとれたもので、気に入りました。
Chablis61箱の下方に弁のついた注ぎ口がついていて、そこからワインを注ぎます。
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Chablis59プルミエ・クリュ・ヴォーロラン(18.8€)。
キリっとしたミネラル感ではなく、ミネラル感がじわりとくるヴォリューム感があって、コクのあるワイン。柑橘系の果物に混じって、少しパイナップルのような南国の果物のニュアンスがあります。少しハチミツのような味わいも感じます。リッチな印象。
Chablis60シャブリ・グラン・クリュ・シャトー・グルヌイユ
(42.95€)

2haの特級畑「グルヌイユ」で造られるこのワインは、非常に洗練された、キレのあるフルーティな味わい。

グルヌイユはフランス語で“蛙”という意味です。最小のグラン・クリュで9.6ha。

スケールの広がり、リッチでありながら固い芯を持つストラクチャー、比類なきバランスが特徴です。

グラン・クリュのシャブリは10年寝かせてようやく開き始めると言われているので、楽しみに待ちたいと思います。

Chablis20日が暮れてきたので、村の中心をちょっと車で回ります。










シャブリのサイト(日本語)

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ブルゴーニュのシャブリ村に行きました 

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2010-02-09

ブルゴーニュの週末②ボーヌのお気に入りのビストロ、ル・グルマンダン(Le Gourmandin)へ

Beaune68夕食は、お料理の美味しさはもちろん、品揃えが豊富で金額も良心的なワインリスト、しっかりしたサービスがお気に入りのビストロ、ル・グルマンダン(Le Gourmandin)へ。
Beaune70
Beaune72グラスワインも日替わりで興味深いです。

今日は、ドメーヌ・デ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン(Domaine des Heritiers du Comte LAFON)マコン・シャルドネ・クロ・ド・ラ・クロシェット(MACON - CHARDONNAY Clos de la Crochette)を。ドメーヌ・デ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン(コントラ・フォンの後継者という意味)は、コント・ラフォンがマコネ地区で1999年に創立したドメーヌです。本家のコント・ラフォンと同じくビオ・ディナミ&ノン・フィルトレ(無濾過)、そしてかなりの遅積みを実践しているそうです。
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Beaune71さすがコント・ラフォンのマコンというかんじで、コント・ラフォンのスタイルが垣間見えるエレガントさ、果実味と樽の風味が溶け合ってバランスの取れた味わい。ほのかに甘い、ムルソーのようなバターっぽさも楽しめます。ブルゴーニュのアミューズの定番、温かいチーズのシュー、グジェール(Gougere)と。
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Beaune78ワインはムルソー・ペリエールをオーダーしようとしましたが、ソムリエから「オーダーした食事にあわせるには、ペリエールではミネラルが強すぎるよ(Trop Minerale)」とのこと。彼の薦めてくれたムルソー・シャルム(2003年、175€)をお願いしました。
Beaune79ドメーヌ・デ・コント・ラフォン ムルソー・シャルム [2003]
ムルソーといえばペリエールシャルムと言われる、ムルソーでは双璧をなす素晴らしい畑です。葡萄が良く熟すので常に力強い味わいになりますが、コント・ラフォンシャルムは、重厚な力強さの中にふくよかさが加わります。
Beaune80ムルソーの特徴である芳醇でボリュームのある果実味はもちろん、磨き上げられたような滑らかな質感と、上品な酸に支えられて丸く均整の取れた味わい、静かに立ち上る密度の高い複雑な香りなど、多彩な要素がバランス良く調和した姿は、まさにムルソーの最高峰。
Beaune75ブルゴーニュ料理の定番、ウッフ・アン・ムレット(Oeuf en meurette)(9€)。
Beaune76こちらもブルゴーニュの定番のエスカルゴ(16€)。
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Beaune81ホタテ貝のリゾット、黒トリュフ添え(37€)。
Beaune82 舌平目のムニエル(39€)。
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Beaune84いつも通り大満足のディナーでした。

ル・グルマンダン(Le Gourmandin)
8, place Carnot
21200 BEAUNE
Tel:03 80 24 07 88

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世界最高の白ワインの産地、コート・ドゥ・ボーヌのムルソー村(Meursault)へ

ムルソー屈指の造り手、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)


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2010-02-08

ブルゴーニュの週末①ヴォルネイ、ムルソーに立ち寄りボーヌへ

Beaune22月のブルゴーニュへ。
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Beaune4ヴォルネイムルソーに立ち寄ってボーヌに向かいます。
Beaune5ヴォルネイの中心部にあるレストラン、ル・セリエ・ヴォルネジアン(LE CELLIER VOLNAYSIEN)
Beaune6以前醸造所だった施設をレストランにしているので、半分はカーヴ、半分は醸造器具が並ぶ空間で食事が出来るそうです。

ランチのコースは15ユーロからと良心的で、地元の人によるとお勧めは、フォンデュ・ブルギニオン(ブルゴーニュ風オイルフォンデュ)ヴォルネイ村の著名ワインがリーズナブルにいただける評判の良いレストランです。

ル・セリエ・ヴォルネジアン(Le Cellier Volnaysien)
Place de l'eglise 21190 VOLNAY
Tel: 03 80 21 61 04
ランチ:水曜日休
ディナー:土曜日のみ営業

Beaune7ロジェ・ ビラール(Roger Billard
Beaune10ビトゥゼ・プリュール(Bitouzet Prieur)
Beaune15
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Beaune16ムルソーに向かいます。
Beaune17 向こうに見えるのはシャトー・ド・ムルソー(Chateau de Meursault)
予約無しで、シャトー・ド・ムルソーのワインが試飲が出来ます。
Beaune19ムルソー村に入ります。ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ(Domaine Bernard Delagrange)。もともとヴォルネイのドメーヌで、1972年にムルソーに移転しました。
Beaune20お気に入りのムルソーのワインショップ、Cave des Vielles Vignes。ただしコント・ラフォンコシュ・デュリとのような有名ドメーヌの銘柄は扱っていません。殆ど全て国外向けに販売されてしまうため、地元のワインショップでは入手が難しいとのことでした。
Beaune21扱っているドメーヌが窓に書かれています。

コシュ・デュリの従兄弟として、近年注目を集めているムルソーのスーパー新世代のアラン・コシュ・ビズアール(Alan Coche Bizouard)。現在は、アラン・コシュ・ビズアールと息子のファビアン(ファヴィアン・コシュは、1991年からワイン造りに参加しており、98年から全権を任されています)によってドメーヌは運営されています。コシュ・ビズアールの特徴は、コント・ラフォン等と同様に発酵から熟成までを小樽で行うことです。また、樹齢の古い区画を数多く所有しているので、複雑でミネラルの豊富な極上の白ワインを生産しています。比較的にお手頃価格なので、いつも数本購入しています。
Beaune22シャンボール・ミュジニー村のドメーヌ、アミオ・セルヴェル(Amio Servelle)ニュイ・サン・ジョルジュ村アンリ・グージュ(Henri Gouges)なども。
Beaune23 1991年にピエール・ボワイヨ氏が引退し、所有していた畑を引き継ぎ、1992年にドメーヌを設立した新しいドメーヌですが、すでにブルゴーニュ最高の白の造り手の一人として注目されているピエール・ボワイヨ氏の甥のドメーヌ、フランソワ・ミクルスキー(Francois Mikulski)
Beaune24 モレ・サン・ドニ村の造り手ドメーヌ・ミシュロ(Domaine Michelot)ドメーヌ・デ・ランブレイ(Domaine des Lambray)
Beaune128今回は、アラン・コシュ・ビズアール(Coche Bizouard)以外には、ヴォルネイ村ムルソー村ドゥ・モンティーユ (De Montille)ムルソー・シャルム(2005)
Beaune130ムルソー・レ・テソン(2005)を購入。
Beaune26 ワインショップの隣のブーランジュリー。
Beaune28今日の宿泊地のボーヌへ。
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Beaune32ボーヌに到着。
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Beaune42オーナーのセレクションが個性的だと言われるワインショップCellier de la Cabioteへ。

CELLIER DE LA CABIOTE

19 Rue du Clair Martin
21200 BEAUNE
Tel. : 03 80 24 09 56
Beaune44ブルゴーニュのワインショップのウインドウに、堂々と(?)ヴーヴレイ(ロワール地方)ドメーヌ・ユエ(Domaine Huet)のワインが飾られています。
Beaune50店内。
Beaune47 フランス語ですが、ワインの説明が書かれていて、わかりやすいです。
Beaune48グラン・クリュのコーナー。
Beaune49
Beaune51試飲も出来るそうです。
Beaune52
Beaune53
Beaune67 ワイン、書籍、グラスやオープナーなどワイングッズが豊富に揃うアテナウム(Athenaeum)へ。
Beaune54菊地シェフの本“60本のブルゴーニュワインに捧げる60皿の料理”
Beaune65
Beaune55ワインのクイズ、日本語版もあります。
Beaune62ソムリエ、神の雫(もちろんフランス語に翻訳されています)も平積みに。
Beaune56 造り手は限られていますが、ワインも売っています。
Beaune57ワインに関する書籍コーナー。
Beaune59
Beaune60
Beaune63 行く度に新しいものが入荷されていて、見ているだけでも楽しいです。ボーヌに行く度に必ず立ち寄ります。
Beaune61
Beaune64
Beaune66 一旦ホテルに戻り、これから夕食です。

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2009-10-09

フランシュ・コンテの週末⑤アルボアのレストラン、ル・カヴォー・ダルボア(Le Caveau d'Arbois)

Jura109夕食はフランシュ・コンテ地方の料理が頂けるレストラン、ル・カヴォー・ダルボア(Le Caveau d'Arbois)
Jura110
Jura99やはり最初はコンテチーズです。
Jura100ドリンクは、5つのジュラワインを味見できるセット(Palette de Degustation 5 verres: Macvin, Chardonnay, Poulsard, Trousseau et Vin Jaune 、14 €)をオーダーしました。

初めてジュラワインを飲む人は楽しいと思いますが、日中に著名ドメーヌのワインを頂いてしまっていたので、残念ながらそんなに感動は出来ませんでした。
Jura101このスープにもコンテチーズが、以下ずっとコンテチーズは登場しました。
Jura102鴨のフィレのカルパッチョ、バルサミコ、ヘーゼルナッツオイル和え (14€)。
Jura104ここにコンテチーズ
Jura103牛タンのスモークのサラダ。くるみ、コンテチーズがサラダに入っていて、ヴァン・ジョーヌのヴィネガー、ヘーゼルナッツオイルで和えています(12€)。
Jura105モリーユ茸、フランス最高とされるブレス産若鶏を使ったコック・オー・ヴァン・“ジョーヌ”(24€)。
Jura106お代わりもあります。
Jura107 地元のハム・ソーセージなどをコンテチーズで焼いたもの。
Jura108最後は長期熟成のコンテチーズで締めます。


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2009-10-08

フランシュ・コンテの週末④シャトー・シャロンのドメーヌ、ベルテ・ボンデ(Berthet-Bondet)へ

Jura58_2ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)アルボワを始めジュラ地方全域で造られていますが、シャトー・シャロン(Château Chalon)のものが最良とされています。
Jura60シャトー・シャロンのドメーヌに向かいます。
Jura61コンテチーズの乳牛。
Jura62近づいたら、土地のフランス人のムッシューにあまり近くに行くと噛まれるよ!と言われました(笑)。
Jura64
Jura66シャトー・シャロンの看板が見えてきました。
Jura67急勾配のブドウ畑。
Jura68あまりにも美しい光景なので、車を降りてみました。
Jura70標高300m~400mだそうです。
Jura71この辺りの土壌は表土が薄く石灰岩と粘土層が複雑に折り重なっているそうです。これは、ジュラの名の由来でもある「ジュラ紀」の特徴的地層だそうです。
Jura72
Jura74ワイン街道(route des vins)の看板。
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Jura77お国柄が出るのでしょうけれど、フランスのブドウ畑は、イタリアのブドウ畑と違って整然としています。
Jura78 シャトー・シャロンの入口に到着しました。シャトー・シャロン“フランスの最も美しい村”の一つです。
Jura79眼下には盆地状にブドウ畑が広がる雄大な景色が楽しめます。これが上質なヴァン・ジョーヌを生み出す畑なのですね。

実際見ると、今まで見たブドウ畑で一番美しいと思ったのですが、写真ではその10分の1も伝えられないのが、残念です。(シャトー・シャロンとボーム・レ・メシューの動画)
Jura80村の地図を見ると、山の上にある天空の孤島、のような村ですね。
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Jura84ドメーヌ・ベルテ・ボンデ(Domaine Berthet-Bondet)に到着。
Jura86_2
Jura85
Jura87ドメーヌの試飲の入口。
Jura89パテなどの食品も売っています。
Jura90くるみオイルなど。
Jura91フロマージュも。
Jura92_2コンテチーズ、パン、サラミなどと一緒に試飲させて頂きました。
Fc12 購入したのは、気に入ったコート・デュ・ジュラ(Cotes du Jura)、
Fc14サヴァニャン
で造られるヴァン・ジョーヌのシャトー・シャロン(Chateau-Chalon, 25.6€)と
Fc15写真がないですが、マックヴァン(13.1€)も購入しました。
Jura94_2観光するところも色々あるみたいですが、
Jura96
Jura97_3時間も遅くなってきたのでまっすぐアルボアに戻ります。

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2009-10-06

フランシュ・コンテの週末②パストゥールの生誕地、アルボアの町を散策

Jura31ステファン・ティソで試飲をしてから、もう一軒ドメーヌを訪ねるので、酔い冷ましを兼ねて町を散策します。
Jura32
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Jura46ミシュランの2つ星レストラン、ジャン・ポール ジュネ.(Jean-Paul Jeunet)入っているホテル。
Jura10パストゥール博物館(La Maison de L. Pasteur)の標識。
Jura115パストゥール博物館(La Maison de L. Pasteur)アルボアは、近代細菌学の開祖、ルイ・パストゥール(Louis Pasteur、フランスの生化学者、細菌学者)の生誕地です。
Jura118パストゥールは、牛乳、ワイン、ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法、ワクチンの予防接種という方法を開発し、狂犬病ワクチン、ニワトリコレラワクチンを発明しました。
Jura116パストゥールIl y a plus de philosophie dans une bouteille de vin que dans tous les livres...」(一瓶のワインのなかには、すべての書物よりも多くの哲学が詰まっている)という格言を残しています。
Jura117残念ながら休館でした。
Jura23 町のウィンドーには、いたるところにパストゥールの胸像や
Jura22パストゥールラベルのワインや、
Jura24 ショコラや、
Jura25カップなどが売られています。
Jura27少し歩くとパストゥール広場みたいなところがありました。
Jura28銅像がありました。
Jura33_2
Jura34アルボアは小さな川沿いの小さな中世風の可憐な町です。
Jura35聖ジュス教会(Église St-Just)

Jura36ここにもパストゥールの胸像。
Jura38
Jura43三廊式の身廊で、側廊のさらに外側に礼拝堂を備えた複雑な構造になっています。身廊の柱は11世紀創建当初のものですが、それ以外は12世紀以降のものだそうです上部はゴシック様式となっています。
Jura37
Jura39柱はロマネスク様式。三角柱と円柱が交互に立っています。
Jura40パストゥールのお墓。
Jura42アルボアにある有名なショコラティエへ向かいます。





   

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2009-10-05

フランシュ・コンテの週末①黄色いワインヴァン・ジョーヌ(Vin Jaune)を求めジュラワインの中心地、アルボアへ

Jura_8ブルゴーニュのボーヌから車で1時間ほど走ると、 ブルゴーニュ地方とスイスに挟まれたジュラ山脈のふもとに広がる、フランシュ・コンテ地方に入ります。
フランシュ・コンテ地方は、生産量の少ない個性的なジュラワイン(ブドウ畑は、ジュラ山脈の麓に長さ80km、幅6kmにわたって点在。赤・白・ロゼのほかにこの地方独特の“ヴァン・ジョーヌ(黄色ワイン)”“ヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)”などを産出)と、フランスで一番生産量が多いチーズ、コンテチーズで有名です。

まずはジュラワインの中心地、アルボア(Arbois)に向かいます。
Jura1_2ジュラワインが日本で何故有名でないかというと、その生産量の少なさが原因のようです。フランス国内でもなかなか目にする機会はありません。

某ソムリエ協会の教本ではジュラ地方とサヴォワ地方が同じページ、若しくは、同じ項になっており、大体一まとめに“ジュラ・サヴォワ地方”と覚えてしまうものらしいですが、実際は車で3時間も離れているので、気候、土壌、葡萄品種など全く異なる性質の生産地です。

フランシュ・コンテ地方にはヴァン・ジョーヌ(黄色ワイン)というこの地方でしかお目にかかれない独特のワインがあります。スペインのシェリー酒にも似たナッツを思わせる香りは6年間の熟成を経てもたらされるものです。
Jura2コンテチーズが作られる牛。
Jura4アルボアは、近代細菌学の開祖、ルイ・パストゥール(Louis Pasteur、フランスの生化学者、細菌学者)の生誕地でも有名です。

パストゥールは、牛乳、ワイン、ビールの腐敗を防ぐ低温での殺菌法、ワクチンの予防接種という方法を開発し、狂犬病ワクチン、ニワトリコレラワクチンを発明しました。
Jura5スイスに近いので、スイスのような牧歌的な景色が続きますが、やはりフランスのフィルターを通すと、スイスに似ているのだけどフランスっぽいというか、スイスより少し洗練された印象を受けます。
Jura7ブルゴーニュのコート・ドールとほぼ平行して連なるジュラ山脈の西の斜面にブドウ畑が広がります。
Jura8アルボアに到着。
Jura9アルボアの教会が見えてきました。
Jura12アルボワの町の中心。小さな町ですが、この地方の大手ワイン生産者、有名なショコラティエ、ミシュラン2つ星のレストランがあります。
Jura13町中に試飲出来るカーブも沢山ありますが、今回は "ビオディナミ" と "ジュラワイン"この2つのキーワードで著名ドメーヌのステファン・ティソ(Domaine Stephane Tissot)へ。

現在はアルボアに20ha、コート・ド・ジュラに10haの畑を所有する、個人経営では比較的大きいドメーヌです。初代のお爺様はもう他界されましたが、お父様がアンドレさん、お母様がミレイユさんとご両親の名前がドメーヌ名となっていますが、現在は3代目のステファンさんが全部の醸造を管理しています。もともと自然農法を取り入れていたドメーヌだったそうですが、ステファンの代から完全無農薬に切り替え、現在はビオディナミです。

ステファン・ティソのワインは、ジュラの伝統的な“ヴァン・ジョーヌ(黄色ワイン)”“ヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)”だけでなく、シャルドネはクラスマンのワイン評論家、ミシェル・ベタン氏などから「ブルゴーニュのグラン・クリュに比肩する」と絶賛されています。
Jura14店内。A.O.Cは、大きく分けて以下の4つになります。

コート・デュ・ジュラ(Cote du Jura)<白、赤、ロゼ、黄、藁、泡>
アルボワ(Arbois)<白、赤、ロゼ、黄、藁>
シャトー・シャロン(Chateau-Chalon)<黄>
レトワール(L'Etoire)<白、泡>

このほかに、ヴァン・ド・リキュール(Vin de Liqueur)マックヴァン・デュ・ジュラ(Macvin du jura)などがあります。
Jura16
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Jura15ドメーヌの各ワインの畑の土壌がクリアな大きな筒に入っていてオシャレです。表土が薄く石灰岩と粘土層が複雑に折り重なっています。これは、ジュラの名の由来でもある“ジュラ紀”の特徴的地層"石灰と泥灰"だそうです。ステファン・ティソが造る白ワインが24ヶ月も樽の中にあってもしっかりとしたボディを保つのは、この地層から得られる豊富な鉱物ミネラルが大きく影響しているそうです。
Jura19リストを見せてもらって興味のあるものを試飲させて頂きました。
Jura20 ピノ・ノワール、シャルドネなどのブルゴーニュ系品種も良いのですが、やはりジュラならではの白ぶどう、サヴァニャン(Savagnin)で造った使ったワインが面白かったです。サヴァニャンはジュラ地方のワインに広く使われますが、この品種による特に有名なワインが黄ワイン(ヴァン・ジョーヌ)です。
ちなみにサヴァニャンゲヴュルツ・トラミネールの従兄弟品種だそうです。

<ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)の醸造法>

十分に糖度の上がったサヴァニャンの収穫

白ワインとして醸造

木樽に詰める

最低6年は樽熟成。その間の目減りぶんの補充および澱引きはしないことにより、ワインの表面に酵母の皮膜が形成されるため、酸化も防いで旨みも形成され、色も白から黄色に変化するし、クルミ(ノワ)、ヘーゼルナッツ(ノワゼット)、グリルしたアーモンド(アマンドグリエ)の風味、シェリー、カレーの香辛料のような独特の香りになる。
↓   
写真左のようなクラヴラン(Clavelin)62clの瓶に詰める。
Jura21黄色ワイン以外にこの地方独特のワインは、陰干ししたぶどうから造られる甘口の藁ワイン、ヴァン・ド・パイユ(Vin de Paille)、ブドウ果汁とジュラのマール酒(ブドウ搾りかすを原料とするブランデー)のブレンドを樽熟成させて造られる甘口ワイン、マックヴァン(Macvin)などです。
Jura18今まで頂いたことのないような個性的なワインが多く、楽しい試飲でした。
Fc18_2購入したもの。マックヴァン(白)。くるみ、スパイス、バニラの香り、とろりとしている口当たりがなんともクセになります。
Fc6マックヴァン(赤)
Fc2アルボアのシャルドネ
Fc8シャルドネで造られているラ・マイヨーシュ(La Mailloche)

粘土石灰と黄土が混じる土壌だそうです。2006年は既に飲むことが出来るけれど、20年間は十分キープ出来るそうです。
Fc9グリル、スモーク、スパイス、花梨、洋梨、オレンジの皮、ハーブの香り、酸とミネラルがあって、しっかりしているのですが、口当たりが丸く、優しい味わいのある魅力的なワイン。豚肉、鶏肉のような白い肉や、魚、チーズによく合うそうです。
Fc16サヴァニャンを使ったヴァン・ジョーヌ(2001)

ヴァン・ジョーヌクラヴランという普通のワインボトルより容量が少ない620ml入りのボトルに入っています。ヴァン・ジョーヌは樽に最低6年寝かせますので、蒸発していきます。樽貯蔵時に蒸発によって目減りしたワインを補充せずにゆっくりと熟成させてこの620mlのボトルに入れます(1リットル分が6年間の熟成期間で残るのがこの量だそう)。
Fc17ジュラ地方では、長期熟成させた栗に似た味わいのコンテチーズと合わせたり、モリーユ茸などのきのこを使った料理、トリュフ、カレー粉を使った料理と合わせたり、食後酒として楽しんでいるそうです。若いうちから飲めますが、50年以上もキープできるそうです。
Fc10ヴァン・ジョーヌより濃い黄色の貴腐ワインのような、藁ワインという意味のヴァン・ド・パイユ(Vin de Paille)。パイユは「藁」の意味です。
Fc11収穫後、最低2ヶ月間、藁の上で収穫されたブドウを干しぶどう状になるまで乾燥させ、糖分を濃縮させてから醸造します。最良のブドウのみで造るため、毎年生産できるとは限らないそうです。


アルボアのサイト(英語・仏語)

ジュラ地方のサイト(英語・仏語、他)

ジュラワインのサイト(英語・仏語、他)

La Percee du Vin Jaune(ヴァン・ジョーヌのお祭りのサイト)

Percee du Vin Jaune Poligny 2010(ヴァン・ジョーヌのお祭りの動画)

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2009-05-14

アルザスワイン街道の旅⑧リクヴィール(Riquewihr)のドメーヌ・ドップ(Domaines Dopff)へ

Alsace176_2ホテルをチャックアウトしてから、今日二件目のドメーヌに向かいます。
Alsace173ホテルの入口の階段にいたねこ。気持ち良さそう。
Alsace178アルザスワイン街道の村ならではの迫力のある景色。
Alsace199アルザスで二番目の広さの畑を持つ
Alsace179創業450年の風格のある建物は、ドメーヌ・ドップ(Domaines Dopff)。年間150万本も生産しているそうです。
Alsace180デギュスタシオン(試飲)は左のサーモンピンクの建物で出来ます。
Alsace181入口。
Alsace184既に先客が楽しそうにデギュスタシオンをしていました。
Alsace183
Alsace185
Alsace186まずは2006 リースリング(Riesling)
Alsace192 口直しのミニ・ブレッツェル
Alsace1872004 リースリング・グラン・クリュ・シュナンブール
Alsace188
Alsace1892006 ピノ・グリ・レゼルヴェ
Alsace191 2004 ゲヴェルツトナミネール(Gewurztraminer) グラン・クリュ・ブラント

ゲヴュルツトラミネールは、リースリングと共にアルザスを代表するセパージュ(ブドウ品種)です。

一口目は、ゲヴュルツトラミネールの特徴のライチの甘い香りが前面に出てきます、その甘い香りように甘い味わいを予想しますが、それが予想に反してドライな味わいで驚かされました。

ヒューゲルのゲヴュルツトラミネールももちろん安定した美味しさでしたが、ドメーヌ・ドップゲヴュルツトラミネールは、とても印象に残るものでした。
Alsace1952005 ピノ・ノワール
Alsace193奥のマダムは、応対で忙しそう。
Alsace194ゲヴュルツトラミネールピノ・グリを数本ずつ購入。
Alsace197
Alsace198オー・ドゥ・ヴィー(Eau de vie)
Alsace196お土産用の小瓶も。
Alsace177リクヴィールは、思い描いていたアルザスのイメージ通りのとても素敵な村でした。
Alsace200次の村に向かいます。

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2009-05-12

アルザスワイン街道の旅⑥リクヴィール(Riquewihr)のヒューゲル(Hugel & Fils)でデギュスタシオン

Alsace135 アルザスの人は働き者だそうです。ドイツ人気質があるからでしょうか。早朝からランチのテーブルセットは出来ていました。
Alsace136朝一番のデギュスタシオンを目指し、メインストリートを歩きます。まだ観光客はほとんどいません。
Alsace138_2 ヒューゲル社(Hugel & Fils)の醸造所と試飲のできるブティックはメインストリートにあります。
Alsace151ヒューゲルの看板。
リクヴィールは、中世の時代から最も高貴なワイン産地の一つとして知られているそうです。そんなリクヴィールのドメーヌの中でも、ヒューゲルはアルザスで350年の歴史を持つ名門。小規模の家族経営にもかかわらず、アルザスワインの中ではトップの輸出量だそうです。
Alsace139ヒューゲルのワイン畑のほぼ半分がグラン・クリュクラスのものだそうです。
Alsace148ただドメーヌの方針で、ラベルにはグラン・クリュと表示されていません。
Alsace150アルザスのワインがフランスの他の地方のワインと異なることの一つに、ラベルにブドウの品種名が記載され、それぞれがそのブドウ単一で造られていることがあります。
Alsace142 左は、2004 ピノ・グリ ジュビリー(Pinot Gris Jubilee、少なくとも5年から8年は寝かせる必要があるそうです(以前オーベルジュ・ドゥ・リルでいただいたものは、2001年のものでした)。右はピノ・グリ トラディシヨン(Pinot Gris Tradition)
Alsace144左の2005 ゲヴュルツトラミネール ジュビリー(Gewurztraminer Jubilee)は、最良の年に厳選されたブドウのみで作られたものだそうです。ゲヴュルツトラミネール特有の、スパイスやライチ、エキゾチックフルーツの香りが強く感じられます。やはりこれも5年から8年で美味しくなるようです。
Alsace145ミュスカ(Muscat)のトラディシヨン(Tradition)

Alsace146ピノ・グリ ヴァンダンジュ・タルティヴ(Vindange Tardive最良のぶどう畑から、通常の収穫から4~6週間遅らせて摘んだ、熟れ過ぎたぶどうから作ったワイン。ぶどうの出来が最良の年にのみ造られます)。
何十年にも渡ってボトルの中で熟成するそうです。
Alsace149ヒューゲルからメインストリートを望んで。
Alsace140気に入ったものを数本購入しました。
Alsace152 ヒューゲルを出る頃には、だんだん観光客が増えてきました。







ヒューゲル(Hugel & Fils)
3, rue de la premiere armee
68340 Riquewihr
France
tel +33 (0)3 89 47 92 15

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