ブルゴーニュ

2010-12-19

シャブリ村のビストロ・デ・グラン・クリュ(Le Bistrot des Grands Crus)

Chablis31シャブリ村の中心(Place Charles de Gaulle)。
Chablis21ジャン・マルク・ブロカールのブティック。
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Chablis34直球ネーミングのシャブリ・バー!入ってみたかったのですが、たまたま客層がちょっと...だったので、やめました。残念。
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ディナーは、オステルリー・デ・クロ(Hostellerie des Clos)の系列で、その近くにあるビストロ・デ・グラン・クリュ(Le Bistrot des Grands Crus)へ。
Chablis36このリエットが美味しくて、これとワインとパンだけでも満足なほど。
Chablis3820€のコースもあります。
Chablis39店内はシンプルです。
Chablis40いつも通りフランス人より早い時間に入ったので、まだお客さんは少なかったです。お店に入るときに「予約していますか?」と聞かれて少しあせったら、笑顔で「冗談ですよ。大丈夫ですよ。」と言われて、すっかりなごみました。サービスも終始つかず離れずで、感じの良いものでした。
Chablis37まずはグラスでプリミエ・クリュのシャブリ(5.3€)をいただきます。
Chablis41ブルゴーニュ料理の定番!ウッフ・アン・ムレット(Oeuf en Meurette au Pinot noir 、7.5€)。
ポーチドエッグ(大抵2つ入っています)にムレットソース(炒めたエシャロット、ニンニク、玉ネギなどを地元産赤ワインで煮込んで小麦粉少量でややとろみを付けたソース)をかけたもの。ワインにとても合います。
Chablis42ブルゴーニュの定番のエスカルゴ(Escargots de Bourgogne en caquelon,11.8€)。
Chablis43 シャブリの著名生産者のドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル
(Domaine William Fevre)シャブリ・グラン・クリュ・”レ・プルーズ ”(Les Preuses)
のハーフボトル(33€)を頂きました。

色は濃い目。香りを嗅ぐとバターのような豊かな芳香。でも飲むとキリッとした酸味が利いています。シャブリっぽいミネラル感はあまりせず、果実味とボリューム感があり「上品で濃厚なブルゴーニュ」といった印象です。

このビストロの近くにドメーヌ・ウィリアム・フェーヴルがあるのですが、冬休み中(毎年12月から3ケ月間)で残念ながら今回は試飲は出来ませんでした。
Chablis44シャブリのアンドゥイエットのブレゼ、シャブリソース(Andouillette de Chablis Braisee au Chablis、17.5€)。アンドゥイエットは、豚の腸に、内臓やその他の肉を細かく切って詰めた腸詰です。
ブルゴーニュと言えば、有名なシャロレ牛!シャロレ牛のエストラゴンのバター添え。(Faux filet de charolais au beurre d'estragon、17.5€)。シャロレ(Charolais)とはシャロル(Charolles)という村を中心にしたブルゴーニュ地方の名前です。
Chablis46本日のデザートは甘さが控えめで美味しい!

気軽な雰囲気の割に味は本格的に美味しいし、サービスも感じが良く、リーズナブルなので、是非また来たいです。


Chablis47翌朝、ホテルの周りを散策。ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル
Chablis50日本語の本もあるんですね。
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Chablis53控えめな看板のドメーヌ。
Chablis55フランソワ・ラブノーさんのドメーヌです。

シャブリのトップ・ドメーヌのドメーヌ・フランソワ・ラヴノードメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサ(この両家は姻戚関係で、お互いに敬意を払いながら常にトップの座を争っています) はドメーヌの訪問は受け付けていません。またブルゴーニュのワインショップでさえも彼らのワインを見つけるのは困難です(日本のワインショップの方が手に入りやすいです)。

ヴァンサン・ドーヴィサのグラン・クリュ、プルミエ・クリュは長命で、良い年なら15年以上熟成すると言われています(ちなみに2008年のシャブリ地区のワインは2002年同様に高品質で長期熟成に耐えると言われています)。

Chablis56シャブリの村を去り、
Chablis65以前訪れたお気に入りのシトー会のポンティニー修道院へ。
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Chablis75ブリュッセルに戻ります。










シャブリのサイト(日本語)

ビストロ・デ・グラン・クリュ(Le Bistrot des Grands Crus)
8-10, rue Jules-Rathier
89800 CHABLIS

ドメーヌ・ウィリアム・フェーヴル(Domaine William Fevre)のサイト(日本語)

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ロマネスクとゴシックの混在、シトー会ポンティニー修道院

ブルゴーニュのシャブリ村に行きました

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2010-12-18

シャブリ村のラ・シャブリジェンヌ(La Chablisienne)へ

Chablis112月のシャブリ(Chablis)村へ。
Chablis4_2ぶどう畑もすっかり冬景色です。
Chablis5シャブリ村に到着。
今回の目的は、シャブリ全体の1/4という最大生産量を誇りながら品質的にもトップと目されるシャブリの生産者協同組合「ラ・シャブリジェンヌ」 (なんとも愛らしい名前!)での試飲です。
Chablis7モダンで巨大な建物。

ラ・シャブリジェンヌは、1923年設立の生産者協同組合(現在の組合員は約320名)です。一般的に生産者協同組合のワインというと「安かろう、悪かろう」というイメージが強いですが、ラ・シャブリジェンヌのワインはそうではないそうです。

ラ・シャブリジェンヌのポリシーは、「ミネラル感とテロワールの表現を大切にする」こと。環境、ブドウ樹、人に優しい栽培をするためリュット・レゾネを実践しています。生産者協同組合だからこそ出来る畑からの徹底的な管理によって生み出され、「世界最高の生産者協同組合」とも呼ばれる高品質なワインは、非常にピュアで果実味に溢れるスタイルと言われています。

シャブリの人気が高い英国で、ラ・シャブリジェンヌのシャブリは、 25%というトップシェアを誇っています(ちなみに英国に続く輸出先は日本だそう)。
また、高品質、リーズナブルな価格、安定した供給量と三拍子揃ったラ・シャブリジェンヌのシャブリはピエール・ガニェールやランブロワジー等数々の有名レストランからも支持されています。
Chablis19試飲スペースとブティック。自分でサラミなどのおつまみ持参で、腰を落ち着けて試飲している人もいました。
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Chablis10シャブリ・グラン・クリュ・レ・プルーズ
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Chablis13奥の部屋では、地元の食品などを売っています。
Chablis17いくつか試飲しました。
Chablis18店を出る頃は、かなり試飲スペースが混んできました。
Chablis58購入したのは、訪れる前から気になっていたプティ・シャブリの3リットルのボックスワイン(bag in box 25.2€)。

外装はダンボールですが、箱の中にワインを入れたアルミの真空パックの袋が入っています。ワインが出て行く分だけ袋は縮まって、弁が袋に空気が入るのを防ぎ、酸化を防ぐことが出来るので、開封してから3カ月くらいは美味しく飲み続けられるそうです(そんなにかからないうちに飲んでしまうのですが...)。いつでも気軽に少しずつワインをいただけるので、嬉しいです。

ボックスワインは味にはあまり期待していなかったのですが、技術が向上したのか、試飲してみてラ・シャブリジェンヌのものは美味しいと思いました。洋梨のような芳香、シャープな酸がバックボーンを支えながらも、ふくよかさを感じさせるバランスのとれたもので、気に入りました。
Chablis61箱の下方に弁のついた注ぎ口がついていて、そこからワインを注ぎます。
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Chablis59プルミエ・クリュ・ヴォーロラン(18.8€)。
キリっとしたミネラル感ではなく、ミネラル感がじわりとくるヴォリューム感があって、コクのあるワイン。柑橘系の果物に混じって、少しパイナップルのような南国の果物のニュアンスがあります。少しハチミツのような味わいも感じます。リッチな印象。
Chablis60シャブリ・グラン・クリュ・シャトー・グルヌイユ
(42.95€)

2haの特級畑「グルヌイユ」で造られるこのワインは、非常に洗練された、キレのあるフルーティな味わい。

グルヌイユはフランス語で“蛙”という意味です。最小のグラン・クリュで9.6ha。

スケールの広がり、リッチでありながら固い芯を持つストラクチャー、比類なきバランスが特徴です。

グラン・クリュのシャブリは10年寝かせてようやく開き始めると言われているので、楽しみに待ちたいと思います。

Chablis20日が暮れてきたので、村の中心をちょっと車で回ります。










シャブリのサイト(日本語)

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ブルゴーニュのシャブリ村に行きました 

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2010-02-09

ブルゴーニュの週末②ボーヌのお気に入りのビストロ、ル・グルマンダン(Le Gourmandin)へ

Beaune68夕食は、お料理の美味しさはもちろん、品揃えが豊富で金額も良心的なワインリスト、しっかりしたサービスがお気に入りのビストロ、ル・グルマンダン(Le Gourmandin)へ。
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Beaune72グラスワインも日替わりで興味深いです。

今日は、ドメーヌ・デ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン(Domaine des Heritiers du Comte LAFON)マコン・シャルドネ・クロ・ド・ラ・クロシェット(MACON - CHARDONNAY Clos de la Crochette)を。ドメーヌ・デ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン(コントラ・フォンの後継者という意味)は、コント・ラフォンがマコネ地区で1999年に創立したドメーヌです。本家のコント・ラフォンと同じくビオ・ディナミ&ノン・フィルトレ(無濾過)、そしてかなりの遅積みを実践しているそうです。
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Beaune71さすがコント・ラフォンのマコンというかんじで、コント・ラフォンのスタイルが垣間見えるエレガントさ、果実味と樽の風味が溶け合ってバランスの取れた味わい。ほのかに甘い、ムルソーのようなバターっぽさも楽しめます。ブルゴーニュのアミューズの定番、温かいチーズのシュー、グジェール(Gougere)と。
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Beaune78ワインはムルソー・ペリエールをオーダーしようとしましたが、ソムリエから「オーダーした食事にあわせるには、ペリエールではミネラルが強すぎるよ(Trop Minerale)」とのこと。彼の薦めてくれたムルソー・シャルム(2003年、175€)をお願いしました。
Beaune79ドメーヌ・デ・コント・ラフォン ムルソー・シャルム [2003]
ムルソーといえばペリエールシャルムと言われる、ムルソーでは双璧をなす素晴らしい畑です。葡萄が良く熟すので常に力強い味わいになりますが、コント・ラフォンシャルムは、重厚な力強さの中にふくよかさが加わります。
Beaune80ムルソーの特徴である芳醇でボリュームのある果実味はもちろん、磨き上げられたような滑らかな質感と、上品な酸に支えられて丸く均整の取れた味わい、静かに立ち上る密度の高い複雑な香りなど、多彩な要素がバランス良く調和した姿は、まさにムルソーの最高峰。
Beaune75ブルゴーニュ料理の定番、ウッフ・アン・ムレット(Oeuf en meurette)(9€)。
Beaune76こちらもブルゴーニュの定番のエスカルゴ(16€)。
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Beaune81ホタテ貝のリゾット、黒トリュフ添え(37€)。
Beaune82 舌平目のムニエル(39€)。
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Beaune84いつも通り大満足のディナーでした。

ル・グルマンダン(Le Gourmandin)
8, place Carnot
21200 BEAUNE
Tel:03 80 24 07 88

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世界最高の白ワインの産地、コート・ドゥ・ボーヌのムルソー村(Meursault)へ

ムルソー屈指の造り手、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)


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2010-02-08

ブルゴーニュの週末①ヴォルネイ、ムルソーに立ち寄りボーヌへ

Beaune22月のブルゴーニュへ。
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Beaune4ヴォルネイムルソーに立ち寄ってボーヌに向かいます。
Beaune5ヴォルネイの中心部にあるレストラン、ル・セリエ・ヴォルネジアン(LE CELLIER VOLNAYSIEN)
Beaune6以前醸造所だった施設をレストランにしているので、半分はカーヴ、半分は醸造器具が並ぶ空間で食事が出来るそうです。

ランチのコースは15ユーロからと良心的で、地元の人によるとお勧めは、フォンデュ・ブルギニオン(ブルゴーニュ風オイルフォンデュ)ヴォルネイ村の著名ワインがリーズナブルにいただける評判の良いレストランです。

ル・セリエ・ヴォルネジアン(Le Cellier Volnaysien)
Place de l'eglise 21190 VOLNAY
Tel: 03 80 21 61 04
ランチ:水曜日休
ディナー:土曜日のみ営業

Beaune7ロジェ・ ビラール(Roger Billard
Beaune10ビトゥゼ・プリュール(Bitouzet Prieur)
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Beaune16ムルソーに向かいます。
Beaune17 向こうに見えるのはシャトー・ド・ムルソー(Chateau de Meursault)
予約無しで、シャトー・ド・ムルソーのワインが試飲が出来ます。
Beaune19ムルソー村に入ります。ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ(Domaine Bernard Delagrange)。もともとヴォルネイのドメーヌで、1972年にムルソーに移転しました。
Beaune20お気に入りのムルソーのワインショップ、Cave des Vielles Vignes。ただしコント・ラフォンコシュ・デュリとのような有名ドメーヌの銘柄は扱っていません。殆ど全て国外向けに販売されてしまうため、地元のワインショップでは入手が難しいとのことでした。
Beaune21扱っているドメーヌが窓に書かれています。

コシュ・デュリの従兄弟として、近年注目を集めているムルソーのスーパー新世代のアラン・コシュ・ビズアール(Alan Coche Bizouard)。現在は、アラン・コシュ・ビズアールと息子のファビアン(ファヴィアン・コシュは、1991年からワイン造りに参加しており、98年から全権を任されています)によってドメーヌは運営されています。コシュ・ビズアールの特徴は、コント・ラフォン等と同様に発酵から熟成までを小樽で行うことです。また、樹齢の古い区画を数多く所有しているので、複雑でミネラルの豊富な極上の白ワインを生産しています。比較的にお手頃価格なので、いつも数本購入しています。
Beaune22シャンボール・ミュジニー村のドメーヌ、アミオ・セルヴェル(Amio Servelle)ニュイ・サン・ジョルジュ村アンリ・グージュ(Henri Gouges)なども。
Beaune23 1991年にピエール・ボワイヨ氏が引退し、所有していた畑を引き継ぎ、1992年にドメーヌを設立した新しいドメーヌですが、すでにブルゴーニュ最高の白の造り手の一人として注目されているピエール・ボワイヨ氏の甥のドメーヌ、フランソワ・ミクルスキー(Francois Mikulski)
Beaune24 モレ・サン・ドニ村の造り手ドメーヌ・ミシュロ(Domaine Michelot)ドメーヌ・デ・ランブレイ(Domaine des Lambray)
Beaune128今回は、アラン・コシュ・ビズアール(Coche Bizouard)以外には、ヴォルネイ村ムルソー村ドゥ・モンティーユ (De Montille)ムルソー・シャルム(2005)
Beaune130ムルソー・レ・テソン(2005)を購入。
Beaune26 ワインショップの隣のブーランジュリー。
Beaune28今日の宿泊地のボーヌへ。
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Beaune32ボーヌに到着。
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Beaune42オーナーのセレクションが個性的だと言われるワインショップCellier de la Cabioteへ。

CELLIER DE LA CABIOTE

19 Rue du Clair Martin
21200 BEAUNE
Tel. : 03 80 24 09 56
Beaune44ブルゴーニュのワインショップのウインドウに、堂々と(?)ヴーヴレイ(ロワール地方)ドメーヌ・ユエ(Domaine Huet)のワインが飾られています。
Beaune50店内。
Beaune47 フランス語ですが、ワインの説明が書かれていて、わかりやすいです。
Beaune48グラン・クリュのコーナー。
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Beaune51試飲も出来るそうです。
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Beaune67 ワイン、書籍、グラスやオープナーなどワイングッズが豊富に揃うアテナウム(Athenaeum)へ。
Beaune54菊地シェフの本“60本のブルゴーニュワインに捧げる60皿の料理”
Beaune65
Beaune55ワインのクイズ、日本語版もあります。
Beaune62ソムリエ、神の雫(もちろんフランス語に翻訳されています)も平積みに。
Beaune56 造り手は限られていますが、ワインも売っています。
Beaune57ワインに関する書籍コーナー。
Beaune59
Beaune60
Beaune63 行く度に新しいものが入荷されていて、見ているだけでも楽しいです。ボーヌに行く度に必ず立ち寄ります。
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Beaune64
Beaune66 一旦ホテルに戻り、これから夕食です。

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2008-11-06

ブルゴーニュの週末④力強く、肉厚な長期熟成タイプのワインの産地、ポマール村(Pommard)へ

Novbe99_3ヴォルネイの丘から見えたポマール(Pommard)の村へ。
Novbe125ポマールの赤ワインは中世の頃から「コート・ド・ボーヌのワインの花」と呼ばれ、ブルゴーニュの代表的なワインとして知られていたそうです。人口600名ほどの小さな村ですが、名前が英語圏の人にとって発音しやすかったとか、タンニンの多い長期熟成タイプ のワインなので海外市場で人気が高いなどの理由で、ブルゴーニュの中でも世界的に有名な村です。
Novbe126ポマール(Pommard)村に到着。
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Novbe132ポマール村の教会。
Novbe131教会の前にドメーヌがあります。
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Novbe130ポマール村で400年以上の歴史を誇る名門ドメーヌ、ドメーヌ・ド・クールセル(Domaine de Courcel)

このドメーヌの所有畑は、ポマール村の中で最高レベルと言われています。特に1級畑でも最高の評価を得ているのが、グラン・クロ・デ・ゼプノです。

このドメーヌの上質のプルミエ・クリュは、コート・ド・ボーヌで最高の濃厚さと気品に満ちていると言われています。男性的な特徴は、ブルゴーニュのワインというよりもサンテミリオン、ポムロールに近い印象です。

ドメーヌ・ド・クールセル・ポマール・プルミエ・クリュ・グラン・クロ・デ・ゼプノ・モノポール〔2005〕ル・メイユール・ヴァン・ド・フランスでも高評価です。

ポマールは優秀な造り手が少ないので、あまりクオリティの高くないポマールのワインを飲んで、その印象からポマールワインの良さを誤解している人が少なくないそうです。他のブルゴーニュの村と同様、ポマールのワインも造り手で選ばなくてはいけませんね。

今回は時間の都合上行けませんでしたが、是非いつか訪問したいドメーヌの一つです。

ドメーヌ・ド・クールセル(Domaine de Courcel、予約要)
Place de l'Eglise
21630 Pommard
Tel: 03 80 22 10 64
Novbe134

Novbe145ポマール村のワインショップ、レ・ドメーヌ・ド・ポマール(Les Domaines de Pommard)へ。日曜日はほとんどのお店が閉まっていますが、村のワインショップは日曜日でも空いているところが多いです。
Novbe143
Novbe146平日でもそうですが、お昼休みを取るお店(大体12:00~14:00であったり、12:30~14:30です)が多いので、訪れる時間は大事です。


Novbe144扱っているドメーヌ。
Novbe142ポマール村のワインは、ジュヴレ・シャンベルタン村のワインのように“力強さ”が特徴です。ただジュヴレ・シャンベルタンとの違いは、タンニンよりも果実味の凝縮感が強く感じられる点そうです。
Novbe138
Novbe141
Novbe140
Novbe139ポマールのワインは長期熟成を必要とするため、熟成したポマールのワインは店頭であまり見かけることもなく、並んでいたとしても大変高価なので、なかなか頂く機会がないですが、一旦熟成されたポマールの魅力を知るとブルゴーニュの中でも一番のお気に入りになる人も少なくないようです。
Novbe136
Novbe137ドメーヌ・ジャン・マルク・ボワイヨ(Domaine Jean-Marc Boillot)の村名ポマール〔2006〕。
Novbe135店員さんのおすすめのものをいくつか試飲させていただきました。

Les Domaines de Pommard
6 Place de L'Europe
21630 Pommard
Tel:03 80 24 17 20

Pm_2結局買ったのは、人気上昇中のドメーヌ・アレット・ロワイエ・ジラルダン
(Aleth Le Royer-Girardin) のプルミエ・クリュ
・シャルモ(Pommard Charmots Premier Cru)〔2002〕。
Pm1長年ポマールの村長だったアルマン・ジラルダンさんから、娘であるアレットさんがドメーヌを引き継いだ1990年以降評価が上がってきており、今後もさらに期待ができる優良な生産者だそうです。

ちなみに2002年は、ポマールワインの出来が良かった年だそうです。

ちなみに他に日本でも買える評判の良いポマールを一部ご紹介します。

オリヴィエ・ルフレーヴ・ポマール・リュジアン[2004]


ヴォルネイの優秀な造り手、ミシェル・ラファルジュ・ポマール・プルミエ・クリュ・レ・ペズロル〔2003〕は、パーカーポイント91-93、チェリーのシロップのアロマ、豊かで甘美、ビロードのようなかつ力強いテクスチャー、タンニンは明らかに感じるほど豊富なのに、熟成していて、とげとげしさはなく、肉付きな良く、赤い果実が満ち溢れているワインだと大絶賛しています、飲み頃2010年から2020年)

ラ・プス・ドール・ポマール・プルミエ・クリュ・ジャロリエール〔2004〕

ジャン・マルク・ボワイヨ・ポマール・プルミエ・クリュ・ジャロリエール〔2005〕

ド・モンティーユ・ポマール・プルミエ・クリュ・レ・リュジアン[2006]

Vol ポマールのワインショップでもう一本購入したのが、ジャン・マルク・ボワイヨ・ヴォルネイ〔2006〕
Vol1ジャン・マルク・ボワイヨは、ピュリニー・モンラッシェの名ドメーヌ、“エティエンヌ・ソゼ”のお孫さん。1980年代後半までは“オリヴィエ・ルフレーヴ”の醸造長を努めており、その血筋・経歴はもちろん、祖父から受け継いだピュリニー村でも最良なコンベット、トリフュエールなどのテロワールから造られる、豊満でアロマが魅力的な極上の白ワインで有名な造り手です。赤では本拠地であるポマール・リュジアンヴォルネイの村名ワインが、しなやかで優しいワインとして評判が良いそうです。

ジャン・マルク・ボワイヨの日本で買える最近の評判の良いワインの一部をご紹介すると、

ジャン・マルク・ボワイヨ・ピュリニー・モンラッシェ・ブラン〔2006]


ジャン・マルク・ボワイヨ・ピュリニー・モンラッシェ・プルミエ・クリュ・ラ・トリュフィエー[2005〕です。
Novbe147ポマール村を去り、
Novbe148600キロ先のブリュッセルを目指します
Novbe149途中の景色。
Novbe150のどかです。
Novbe152
Novbe153
Novbe155ブリュッセルに戻ってきました。
Novbe156
Novbe157
Novbe158
Novbe160家までもうすぐです。

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2008-11-05

ブルゴーニュの週末③エレガントで女性的なワインの産地、ヴォルネイ(Volnay)村へ

Novbe82ポマール(Pommard)の看板が見えてきました。ヴォルネイは次の村です。
Novbe83_2グラン・クリュ街道を走ります。
Novbe84
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Novbe86ヴォルネイ(Volnay)の看板が出ました。
Novbe88
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Novbe90ヴォルネイ村に到着。コート・ド・ボーヌの中でもっとも繊細でエレガントなワインを産出すると言われるのがこのヴォルネイ村です。
Novbe91
Novbe92丘を登っていきます。
Novbe93絶好のヴュー・ポイント。向こうに見えている大きな村はポマール村です。
Novbe94ポマール村
Novbe99
Novbe95ヴォルネイのワインは古くから貴族達に愛され、1300年代にはブルゴーニュで最も高名なワインだったそうです。
Novbe98ヴォルネイのワインは、フィネス、香りが女性的と言われ、ルイ11世は、ブルゴーニュ公国をフランス王国に編入した1477年のヴォルネイの収穫すべてを、自分のものにしたそうです。
Novbe101
Novbe96
Novbe100プルミエ・クリュ(一級畑)カイユレを筆頭に全般的に水準は高く、グラン・クリュ(特級畑)こそないものの、造り手達の水準の高さや日照条件・土壌が優れていることから、ブルゴーニュワインの中でも最も手堅いワインと言われています。ヒュ-・ジョンソン(ワインコンサルタント)は、「ブルゴーニュの事を全く知らなかった場合、ヴォルネイを買うのが賢い選択である」と言っています。特徴としてはシャンボール・ミュジニーのように繊細さと優雅さをもっています。
Novbe104坂を下りて村に行きます。
Novbe105
Novbe106村の中心にはドメーヌの場所が書かれてある地図がありました。
Novbe124
Novbe109ヴォルネイ村を代表するワインを造っていると言われる、19世紀の初頭から連なる歴史ある生産者ドメーヌ・ラファルジュ(Domaine Lafarge)
Novbe110 天候が悪かったヴィンテージ(生産年)でもしっかりとテロワールとドメーヌらしさ(肉付きのよさ、洗練されたテクスチャー、透明感、優美で繊細な風味)を感じさせるワインを造ることが出来る優秀な造り手です(2000年から完全にビオディナミに移行したそうです)。

5、6年で美味しく飲めるけれども、その後もきちんと熟成出来るワインを造っています。
訪問したかったので、メールで申し込みをしたのですが、たまたまこの日は出かけられるということで丁重な返信を頂きました。造り手からこのようなメールの返事をいただけることがあまりフランスではないので、すごくいい印象を持っています。いつか機会を作って、訪問したいです。以下は評判の良いワインの一部です。

ブルゴーニュ・パストゥグラン・レクセプシオン[2006]

ミシェル・ラファルジュ・ヴォルネー〔2001〕 

ミシェル・ラファルジュ・ヴォルネイ・レ・カイユレ・プルミエ・クリュ〔2003〕
 

ミシェル・ラファルジュ・ヴォルネイ・ヴァンダンジュ・セレクショネ〔2001〕


ドメーヌ・ミシェル・ラファルジュ(Domaine Michel Lafarge、予約要)
15 rue de la combe
21190 Volnay
Tel: 03 80 21 61 61

Novbe112ビトゥゼ・プリュール(Bitouzet-Prieur)
Novbe116ブルーノ・ロシニョール(Bruno Roosignol)。
Novbe117ドメーヌ・プロー(Domaine Poulleau)。
Novbe120 この道沿いにドメーヌ・ド・モンティーユ(Domaine de Montille)があるはずなのですが、結局見つけられませんでした。

フランスで40万人が観たドキュメンタリー映画モンドヴィーノ(ワイン業界)」は、ワインの世界に忍び寄るグローバリゼーションの波とそれに抗う小さな造り手がテーマの映画でしたが、この映画の中で反抗する造り手の代表として登場したのが、このドメーヌです。

このドメーヌが目指すワインは、肉付きのよいテクスチャー、力強いアロマで満足させるワインではなく、ヴォルネイのテロワールを生かした自然な優雅さを備えたワインだそうです。

ドメーヌ・ド・モンティーユ(Domaine de Montille、訪問不可)
Rue de Pied-de-la-Vallee
21190 Volnay


ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・タイユピエ[2005]

ド・モンティーユ・プルミエ・クリュ・ヴォルネー・レ・ミタン〔2004〕
Novbe119いつかヴォルネイのワイン祭り、エレガンス・デ・ヴォルネイ(Elegance des Volnay)に参加したいです。
Novbe123
Novbe122隣村のポマールに向かいます。

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2008-11-04

ブルゴーニュの週末②ブルゴーニュの古都、ボーヌ(Beaune)へ。

Novbe45モレ・サン・ドニ村からいくつもの村を越えて、
Novbe46ボーヌに向かいます。
Novbe47もうすぐ到着です。
Novbe50ボーヌに到着。クリスマスの飾りつけの準備が始まっています。
Novbe49こじんまりとしたシックな雰囲気で、ボーヌはお気に入りの町です。
Novbe48ワインショップはいたるところにあります。
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Novbe51フランス各地でチェーン展開しているニコラもあります。
Novbe63フランス人はニコラの値段を基準にしているそうです。
Novbe55ボーヌには町の中心から少し離れた高級ホテルも多いですが、ボーヌに慣れている外国人観光客やフランス人が利用する、中心地近くに位置するリーズナブルで居心地の良いこじんまりとしたホテルも多いです。
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Novbe57お料理の美味しさはもちろん、興味深く、良心的な金額のワインリスト、しっかりしたサービスがお気に入りのビストロ、ル・グルマンダン(Le Gourmandin)。このお店は本当におすすめです。
Novbe58
Novbe62ブルゴーニュにちなんだ絵を扱うギャラリーも多いです。
Novbe71
Novbe67今晩は、歴史がありそうな通りにあるレストランへ。
Novbe66
Novbe64Novbe65今回のディナーは、同じくブルゴーニュ地方のソーリューの三ツ星レストランが数年前にボーヌにオープンしたロワゾー・デ・ヴィーニュ(Loiseau des Vignes)でいただきました。お料理の写真は撮りませんでしたが、個人的には特にお値段の割りにお料理もサービスも印象に残るものではありませんでした。
Novbe69翌朝。
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Novbe77カルノ広場

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Novbe81今日は、まずヴォルネイ(VOLNEY)に向かいます。







ル・グルマンダン(Le Gourmandin)
8, place Carnot
21200 BEAUNE
Tel:03 80 24 07 88

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2008-11-03

ブルゴーニュの週末①紅葉のモレ・サン・ドニ(Morey-Saint-Denis)村へ

Novbe0バス停の広告。ブリュッセルでは11月5日公開です。週末ブルゴーニュのいくつかの村を回りました。
Novbe1フランスの高速道路の休憩所。
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Novbe3モレ・サン・ドニ(Morey-Saint-Denis)の看板が見えてきました。グラン・クリュ街道を走ります。
Novbe4紅葉したブドウ畑。
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Novbe16モレ・サン・ドニ村(Morey-Saint-Denis)に到着。モレ・サン・ドニは、世界的に有名なジュヴレイ・シャンベルタン村シャンボール・ミュジニー村に挟まれ、比較的小さく地味な村ですが、コート・ドールではグラン・クリュが多い村で5つを数えます(グラン・クリュの畑は赤のみで、シャンボール・ミュジニー村とまたがって存在するボンヌ・マールクロ・ド・タールクロ・デ・ランブレークロ・サン・ドニクロ・ド・ラ・ロッシュの5つ)。またグラン・クリュとプルミエ・クリュが占める割合が、総面積の50%以上と広いです。

1960年頃までモレ・サン・ドニのワインはネゴシアンに買い上げられて、お隣のジュヴレイ・シャンベルタン村のワインとして売られていたそうです。

Novbe18モレ・サン・ドニのワインで素晴らしいのは、ブルゴーニュワインは造り手によってかなり当たり外れがあるので有名(特に有名なのがジュヴレイ・シャンベルタン村ニュイ・サン・ジョルジュ村ピュリニー・モンラッシェ村などなど)ですが、モレ・サン・ドニの造り手は意識が高く、外れることはあまりないところです。果実味豊かで酸のバランスがよい美味しいワインが多いそうです。
Novbe20ドメーヌがありました。
Novbe19ドメーヌ・リニエ・ミシュロ(Domaine Lignier Michelot)。

モレ・サン・ドニ村“リニエ”の名前が付く所は、ユベール・リニエ(現ドメーヌ リュシー・エ・オーギュスト・リニエ*)を始め、すべて親戚関係です。

リニエ家の中でこのリニエ・ミシュロは、長い間知名度が低かったそうですが、ここ数年1970年生まれの若き3代目ヴィルジル・リニエ(2004年、34歳の若さで急逝した著名ドメーヌ・ユベール・リニエの元当主ロマン・リニエの従兄弟)は、非常に真面目な性格で、リュット・レゾネ(減農薬栽培)への切り替え、畑での仕事への注力など、試行錯誤しながら経験を積み重ね、今はワインの専門家たちからブルゴーニュのライジングスターとして注目されています。

彼のワインは、2003年のヴィンテージ頃からバランスが取れてきているそうで、彼の作ったワインの特徴は、濃い色なのに味わいは重くなく、タンニンも柔らかく、上品で優しく、一つ一つの畑のテロワールを忠実に表現している点と言われています。ちなみに父親の時代のワインはタンニンが強く15年ほど熟成させて飲む長熟タイプのものでしたが、彼の造るワインは瓶詰め後5年の間に美味しく飲める中期熟成タイプだそうです。

日本では、モレ・サン・ドニのワインはまだ知名度が低いですが、2007年のクラスマンにおいて、ブルゴーニュでたった5件しかない「初掲載にして注目すべき生産者」に選ばれるなど、ブルゴーニュを代表するドメーヌのひとつとして注目されています。

ヴィルジル・リニエは、同じくモレ・サン・ドニの造り手ロベール・グロフィエオート・コート・ド・ニュイに本拠を置く若き天才と言われている(1971生まれ、ワイン造りを始めて数年で大成功を収めた)ダヴィッド・デュバン等と親交が深く、更なる品質向上の為に頻繁に集まり意見交換を行い日々精進しているそうです。

ドメーヌ リュシー・エ・オーギュスト リニエ(Domaine Lucie et Auguste Lignier)元ドメーヌ・ユベール・リニエ。ユベール・リニエさんは健在ですが、先にドメーヌを継いだ息子のロマン・リニエの急遽に伴い、奥さんのケレンさんが継承。ヴィンテージ関係なく、安定した品質があると評判の造り手ですが、クロ・ド・ラ・ロッシュは、特に有名。
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Novbe23モレ・サン・ドニ村の教会。
Novbe24教会の裏にあるドメーヌ。
Novbe22ドメーヌ・ジャン・ポール・マニャン(Domaine Jean-Paul Magnien)。村の由来になったグラン・クリュ・クロ・サン・ドニで有名なドメーヌです。
Novbe43 教会の前にあるワインショップCaveau des Vignerons。村にあるこういう名前のワインショップは、ドメーヌ価格で売っているところが多いので、おすすめです。



Caveau des Vignerons

3 Place de L'Eglise
21220 Morey Saint Denis
Tel: 03 80 51 86 79
Novbe36ブルゴーニュの中心であるボーヌのワインショップは別として、ワインで有名な村のワインショップは、このくらいの簡素な内装が普通です。ブルゴーニュの村で豪華な内装のワインショップがあったら、かなり上乗せしている価格で売っているところが多いので、注意です。
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Novbe29何本か試飲させていただきました。試飲したものに気に入ったものがなかったので、お店のマダムになるべく早くいただけるものを選んでいただきました。
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Novbe40モレ・サン・ドニ村の区画地図。向かって右側ジュヴレイ・シャンベルタン村左側のシャンボール・ミュジニー村に挟まれています。

ジュヴレイ・シャンベルタン村に近い畑は、濃厚で力強く、シャンボール・ミュジニィ村に近い畑は、果実味に富み、滑らかで優雅なワインだと言われています。
Novbe33ドメーヌについての記事が掲載された雑誌などが飾られています。
Novbe37リニエ・ミシュロのコーナー。
Novbe38ドメーヌ ピエール・アミオ・エ・フィス(Domaine Pierre Amiot et Fils)
Novbe35モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ レ・ミヨンド(Morey-Saint-Denis Premier Cru-Les Millandes)のビックヴィンテージ2005年は、切らしていますが、日本では買えるようですね。
Msd今回はこの3本を購入しました。
Msd4リニエ・ミシュログラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロッシュ2001
Msd3モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・レ・シュヌヴリ〔2000〕Msd2
ドメーヌ・ジャン・ポール・エ・ステファンヌ・マニャンのモレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・ファコニエール
〔2004〕
Novbe44今日の宿泊先のボーヌに向かいます。









<訪問出来るモレ・サン・ドニ村の生産者>

1)ドメーヌ・ミシェル・マニヤン(Domaine Michel Magien et Fils、要予約)
4, rue Ribordot,
21200 Morey-Saint-Denis
Tel:03 80 51 82 98

以下のすべてのドメーヌ・ミシェル・マニヤンの2006年のワインは、2009年版のレ・メイユール・ヴァン・ド・フランスで評価の高いものです。
このドメーヌの2006年ヴィンテージのものは、クロ・サン・ドニシャルム・シャンベルタンなどのグラン・クリュが少し樽香が強すぎる傾向があるもののすべてのワインがエレガントだそうです。

ちなみに“ドメーヌ ミシェル・マニアン”は、フレデリック・マニアンが5代目として実家を継いでいるドメーヌで、二つ目にご紹介する“フレデリック・マニヤン”は、ネゴシアンです。

モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・レ・シャフォ[2006](Morey-Saint-Denis Premier Cru Les Chaffots 2006)

モレ・サン・ドニ・トレ・ジラール[2006](Morey-Saint-Denis Tres Girard 2006)

シャンボール・ミュジニー・レ・サンティエ[2006](Chambolle-Musigny Premier Cru Les Sentiers 2006)

グラン・クリュ・クロ・ド・ラ・ロッシュ[2006](Clos de la Roche Grand Cru 2006)

グラン・クリュ・シャルム・シャンベルタン[2006](Charmes-Chambertin Grand Cru 2006)

ジュヴレイ・シャンベルタン・プリミエ・クリュ・カズティエ[2006](Gevrey-Chambertin Premier Cru Les Cazetiers 2006)

2)フレデリック・マニヤン(Frederic Magnien, 予約要)
26, route Nationale,
21200 Morey-Saint-Denis
Tel: 03 80 58 54 20

モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・クロ・ソルベ[2001]

ジュヴレイ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2005]

シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ・レ・ボー・ブリュン[2001]

3)クロ・ド・タール(Clos de Tart、予約要)
Clos de Tart,
21220 Morey-Saint-Denis
Tel: 03 80 34 30 91

4)ドメーヌ・デ・ランブレイ(Domaine des Lambrays、予約要)
31, rue Basse
21200 Morey-Saint-Denis
Tel: 03 80 51 84 33

クロ・デ・ランブレイ Clos des Lambrays [2006]は、レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2009に掲載。

5)ドメーヌ リニエ・ミシュロ(Domaine Lignier-Michelot、予約要)
11, rue Haute,
21200 Morey-Saint-Denis
Tel: 03 80 34 31 13

ブルゴーニュ・ルージュ[2005]

モレ・サン・ドニ・アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジ[2005]

モレ・サン・ドニ・レ・ファコニエール[2005]

モレ・サン・ドニ・プルミエ・クリュ・オー・シャルム[2005]

6)ドメーヌ・デュジャック(Domaine Dujac、予約要)
7, rue de la Bussiere,
21200 Morey-Saint-Denis
Tel:03 80 34 01 00

モレ・サン・ドニ[2006],

モレ・サン・ドニ モン・リュイザン・ブラン[2002]

グラン・クリュ・シャルム・シャンベルタン[2004]

グラン・クリュ クロ・サン・ドニ[2006]

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2008-11-01

メルキュレ村(Mercurey)のドメーヌ・ミッシェル・ジュイヨー(Domaine Michel Juillot)へ

Meursault41 翌朝ムルソー村を出発。畑ではブドウの収穫をしていました。華やかなワインのイメージとは裏腹に、丁寧な手作業が繰り返される畑仕事。

Meursault11ぶどう畑はすっかり秋色です。メルキュレ村に行く途中にある、以前訪れたピュルニー・モンラッシェ村を車で通ってみることにしました。
Montrachet2ピュルニー・モンラッシェ村(Puligny Montrachet)に到着。

ピュリニー・モンラッシェムルソー(Meursault)シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne Montrachet)の間にあり、ブルゴーニュ最高の白ワイン産地の一つです。
Meursault43有名なドメーヌ・ルフレーヴ(Domaine Leflaive)の名声を築き上げた故ヴァンサン・ルフレーヴの甥にあたるオリヴィエ・ルレーヴ(Olivier Leflaive)のホテル。

ネゴシアンとしてのイメージが先行しているオリヴィエ・ルレーヴですが、所在地であるピュリニィ・モンラッシュ村のグラン・クリュをはじめ10ヘクタールの自社畑も所有しています。

以前このホテルに宿泊したことがあるので、懐かしくて通り過ぎてみました。
ピュルニー・モンラッシェ村は高級感のあるお洒落な雰囲気の村なので、気に入っています。

ちなみにピュルニー・モンラッシェの3大ドメーヌは、ルフレーブ(Domaine Leflaive)ポール・ペルノ(Domaine Paul Pernot)エティエンヌ・ソゼ(Etienne Sauzet)です。

Meursault45ご訪問ありがとうございます、という看板。
村によってこのような看板があるところとないところがあるので、見つけるとちょっと嬉しくなります。

Meursault46コート・シャロネーズ(Cote Chalonnaise)にある5つの村の一つリュリ(Rully)の看板。

Meursault48メルキュレ(Mercurey)の看板が見えてきました。

Meursault49メルキュレ村のぶどう。
Meursault50

Meursault53日曜日でお店があまり開いていないということを差し引いても、観光客向けの村ではない印象でした。
Meursault52

Meursault54ドメーヌ・ミッシェル・ジュイヨー(Domaine Michel Juillot)。高品質でコストパフォーマンスの高いワインしかワインリストに載せないことで有名なレストラン、レ・メゾン・ドゥ・ブリクール(ディナーの記事はこちら)のオリヴィエさんも選んだメルキュレのドメーヌということで、是非訪ねたいと思っていました。
Meursault55収穫で忙しい時期なのでデギュスタシオンができるか心配でしたが、OUVERT(営業中)との表示があったので、安心してカーヴに向かいます。
Meursault57

Meursault56建物は17世紀のものだそうです。
すぐマダムが来てくれました。ドメーヌのサイトに英語版があったので、通常は英語の話せる人がいるのでしょうが、忙しい時期なので他の人は出払っているようで、マダムとは終始フランス語での会話となりました。
Meursault58カーヴの入口。

Meursault61なぜか日本酒の樽も!
Meursault63
Meursault62 ドメーヌのスタッフの写真もなかなかいい雰囲気でした。
Meursault64ワインごとの土壌の断面図が畑ごとにわかりやすく展示されていました。
この辺りの土は石灰質が多く、貝のような化石も混じっていることもあるそうです。ジュラ紀にはこの辺りは海底だったそうです。

Meursault65ブルゴーニュのワインは土地の隆起で生まれたと言われています。土地の隆起によって、香り高いワインを生む石灰質の土壌、コクのあるワインを生む粘土質の土壌、さらに軽いワインを生む二酸化珪素の土壌が複雑に入り組んでいます。そのためブルゴーニュでは、ワインを作るのに、いくつものぶどうをブレンドする必要がありません。

Meursault75今回は6種類のワインを試飲させてもらいました。
マグナムボトルのMercurey Rouge Premier Cru "Clos Tonnerre" 2003、Mercurey Rouge Premier Cru"Les Combins"2005、Mercurey Blanc"Les Vignes de Maillonge" 2006と

Meursault77Mercurey Rouge Premier Cru "Les Champs Martins" 2003Merucurey Blanc Premier Cru "Les Champs Martins"2006Mercurey Rouge Premier Cru "Clos des Barraults" 2004。

輝くルビー色で、チェリーやレッドカラント、そして最後は少しジャムのような味が残ったMercurey Rouge Premier Cru "Clos des Barraults
数年後が期待できそうなしっかりとした構造と凝縮感を感じました。

試飲の結果、気に入った以下3種類のワインを数本ずつ買いました。

チェリーブランディの香り、ブラックベリーやラズベリーなどの味の余韻が長く続く、2005プルミエ・クリュ“レ・コンバン”(Mercurey Premier Cru“Les Combins”2005)。今でも十分楽しめるけれど、2年後にはもっと良くなるとのことでした。楽しみです。

ストロベリーとリコリス(甘草)の香りの2003プルミエ・クリュ“レ・シャン・マルタン”(Mercurey Rouge Premier Cru “Les Champs Martins”2003)、

ミネラル感はないけれど、上品な花の香り、濃厚なりんご、ピーチ、洋梨、ヘーゼルナッツの味がしたエレガントな2006年プルミエ・クリュ“レ・シャン・マルタン”(Mercurey Blanc Premier Cru “Les Champs Martins”2006)。

マグナムの2003年のプルミエ・クリュ“クロ・トネール”(Mercurey Rouge Premier Cru "Clos Tonnerre" 2003)は、ブラックベリーやラズベリーなどの香り、スパイスやトーストしたパンを感じさせる複雑で柔らかなタンニンが感じられる美味しいワインでした。普通のボトルだと2006年のものしかなく、試飲してみましたが、まだ熟成感がありません。マダムは「これはまだ飲み頃ではないから、今飲んでもらうのは本当に残念」と言っていました。

マダムが感じの良い対応をしてくれたお陰で、楽しくデギュスタシオンが出来ました。
ちなみに最近のブルゴーニュの赤ワインのグレート・ヴィンテージは、2005年で、2003年も良い年です。

Meursault68教会が見えてきました。
Meursault69メルキュレロマネスク教会(Eglise Saint Symphorien de Touches)
Meursault7113世紀の教会ですが、16世紀に改修しているので内部は新しいです。
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Meursault80教会の近くのぶどう畑。
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Meursault74ワイン街道は右へ、という看板。
Meursault78
Meursault82ルート・デ・グラン・ヴァンの看板。上の控えめなルート・ドゥ・メルキュレの看板が可愛らしいです。

Meursault83ブリュッセルに戻ります。









Olivier Leflaive

Place du Monument
21190 Puligny-Montrachet

Domaine Michel Juillot
59 Grand Rue,
71640 Mercurey

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2008-10-02

ムルソー屈指の造り手、ドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)

Meursault12_2 ブルゴーニュでは飲酒運転の取り締まりがここ数年厳しくなっていて、特に夕食後はメインストリートでよく検問をしているため、夕食は歩いて帰れる所を選ぶようにしています。

市役所広場の近くのホテルのレストランが一番フランス人たちで賑わっていていました。お店の入口に掲げられているメニューを見てみると、典型的なブルゴーニュの郷土料理で、お値段もお手頃。ワインのリストも興味深かったので、入ってみました。

今回はブルゴーニュ郷土料理コース(18€)をチョイス。

Meursault26 アミューズ・ブーシュは、チーズ入りシュー、グージェールもありました。グージェールは、もともとはワインの試飲のお供に、ブルゴーニュ地方で作られていたものだそうですが、現在はフランス全土で親しまれているものです。白ワインやシャンパーニュと良く合います。

写真がないですが、アペリティフはブルゴーニュ生まれのキールにしました。
キールはブルゴーニュ(ニュイ・サン・ジョルジュ)名産のクレーム・ドゥ・カシスを、ブルゴーニュのアリゴテ種の白ワインで割ったものです。

ブルゴーニュワインの難しいところは、ブルゴーニュのブドウ畑は遺産相続のたびに細分化されたため、同じ畑名のワインがさまざまな造り手によって生産されているところです。

その中にはとても優秀な造り手もいれば、まったく才能のない造り手もいるため、優秀な造り手の村名ワインが才能のない造り手のグラン・クリュを凌駕してしまうことは十分あるそうです。なので、ブルゴーニュワインはどの造り手によるものかに注意を払う必要があります。

Meursault39今回オーダーしたワインは、ドメーヌ・デ・コント・ラフォンの2004年のムルソー・デジレ(87€)。このワインはプルミエ・クリュではありませんが、他の造り手の同じくらいの金額のムルソー・プリミエ・クリュとコント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)のどちらを勧めるかお店の人に尋ねたところ、即答でコント・ラフォンを勧められました。

香ばしいナッツの香りは、時間が経つにつれてピーチやアプリコット、はちみつの香りに変化しました。濃厚でグラマラスな味わいはまさにバタースコッチのよう。お店の人が「ムルソーのワインの特長を味わいたいのなら、このワイン」といってお勧めしてくれた意味がよくわかりました。

ムルソーといえば芳醇な果実味とボリュームのあるリッチなテイストのイメージですが、コント・ラフォンはそれらに加え、奥ゆかしい優雅さ、複雑かつ繊細といった、ブルゴーニュワインの特質(フィネス)も同時に追求している造り手です(コント・ラフォンのワインはマスト(発酵前果汁)の段階からテロワール(ワインの味わいに影響を与える土壌、地形、気候などの環境)を表現していると言われています)。
村名ワインでこれだけのレベルですから、ムルソーの頂点で、グラン・クリュに匹敵すると言われるムルソー・ペリエール(Meursault Perrieres)は、どんなに素晴らしいものなのでしょう。

ちなみにコント・ラフォンペリエールの他に3つのプリミエ・クリュを所有しています。ペリエールに続くのが、ミネラル感がある厚みはないけれども骨格がしっかりとした男っぽいジュヌヴリエールフィネスには欠けるけれど力強さのある「黄金の滴」という意味のムルソー・グットドール、ハチミツが乗ったバタートーストなどの香りも高いムルソーにしては名前の通りチャーミングなフィネスがあるムルソー・シャルムです。

ちなみにムルソードメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)と双璧と呼ばれているのが、シャルドネの神様と呼ばれているドメーヌ・コシュ・デュリ(Domaine J.F.Coche-Dury)この二つのドメーヌは世界中のワイン愛好家から人気を得ているので、非常に手に入りにくいそうです。

ドメーヌ・コシュ・デュリ(Domaine J.F.Coche-Dury)が少量造っている赤ワインの中で最高峰と言われているポマール・レ・ヴォーミュリアンの優美な味わいも有名です。

このレストランのワインリストにはドメーヌ・デ・コント・ラフォン(Domaine des Comtes Lafon)ムルソー・ペリエール(Meursaut Perrire)はありませんでしたが、ドメーヌ・コシュ・デュリ(Domaine J.F.Coche-Dury)の2002年ヴィンテージのムルソー・ペリエール(Meursaut Perrire)(190€)がありました。

Meursault27ジャンボン・ペルシエ(ハムのパセリ風味ゼリー寄せ)。テリーヌの一種で、ブルゴーニュ郷土料理の一つです。

もともとブルゴーニュ地方の都市ディジョンの祝祭料理だったものが後にフランス全土に広まって、現在ではパリのお惣菜屋さんでもよく見かけます。

Meursault29_2レ・ウッフ・アン・ムレット(Les oeufs en meurette)。

ポーチドエッグのムレットソース(炒めたエシャロット、ニンニク、玉ネギなどを地元産赤ワインで煮込んで小麦粉少量でややとろみを付けたソース)。卵はたいてい2つセットで出てきます。

Meursault30ガーリックトーストと一緒に頂くのですが、これもワインにとても合います。

Meursault31雄鶏の白ワイン煮(コック・オ・ヴァン、Coq au vin blanc)。

こちらもブルゴーニュの代表的な郷土料理です。赤ワインで煮込むのが普通ですが、ムルソー村は白ワインの産地ということで、ここのお店では白ワインで煮込んでいました。

Meursault32牛肉の蒸し煮ブルゴーニュ風(Estouffade de boeuf a la Bourguignonne)。

Meursault33カシスのシャーベット。

Meursault34 サービスは感じが良く、リーズナブルな価格で典型的なブルゴーニュ料理を楽しむことができて、満足感が高いディナーでした。

フランス人にとってレストランを決めるときに重要な要素は、料理のクオリティの高さ、料理の斬新さ、サービスの感じのよさ、リーズナブルな値段だそうです。シェフが有名であることは、ほとんど重要視されません。フランス人で賑わうレストランにはずれはないと、今回も再認識させられました。

Meursault36夜の教会。
Meursault35市役所。
Lepetittrianon☆今日のおまけ☆

ヴェルサイユ宮殿の敷地内で、マリー・アントワネットが宮殿の厳格な慣習から逃れるために使用していたといわれる離宮プチ・トリアノンの修復(修復費用:約8億円)が終了し、今日から一般公開されています。

アントワネットが使用していた当時とほぼ同様に、絵画室、寝室、家具、使用人の部屋、台所などが再現されているそうです。

France3のサイトでいくつか関連ビデオ(仏語)が見られますよ。

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